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今晩一晩は我慢しなさい。そうすればこの次はこらえるのが楽になる。

今晩一晩は我慢しなさい。そうすればこの次はこらえるのが楽になる。そしてその次はもっと楽になる。
by ウィリアム・シェイクスピア

あなたは、我慢することができますか?

見出しの言葉は、イギリスの劇作家 ウィリアム・シェイクスピアの言葉です。
怒りや苦しみなどは、すぐに吐き出すのではなく、まずは今晩一晩は我慢しなさいと述べた深い名言ですね。

私たちは、怒りや苦しみ、つらい目にあったときなど、我慢しなければならないときってありますよね。
「相手に怒りをぶつけたい」とか、「相手を同じ目に合わせたい」などと思う人もいるかもしれませんし、「自分がもう死んでしまいたい」など深刻に思い詰めてしまう人もいるかもしれません。

しかし、そんな日には「今晩一晩だけは我慢する」ということを意識してみてください。
怒りや苦しみ、つらい目にあった直後は、身も心も興奮状態にあるため、冷静に物事を考えたり、行動することができません。
つまり、冷静になる時間、冷却期間が必要だということです。

「今晩一晩」ということは、今日を終えて明日を迎えるということです。
今晩一晩、眠りについて明日を迎えれば、少しは興奮状態が収まり、冷静になることができるはずです。
また、興奮して眠りにつけなかったとしても、朝を迎えるまでにたっぷりと考え、分析する時間があるはずです。
そうすれば、心が少しは楽になり、おのずと自分が何をすべきか、冷静に考え、行動することができるのです。

どんなにつらいこと、腹の立つことが起こったとしても、私たちは時間が経てば、その気持ちが薄らいでいくものです。
出来事が起きた直後の興奮状態のまま、何日も続くなんてことはないはずです。
「今でも思い出すと腹が立つ」ということは、もちろん誰もが経験していることですが、その出来事があった直後と比べると、興奮は冷めているに違いありません。
そして、気持ちも落ち着いて、冷静に考え、行動することができるはずなのです。

人間は、興奮状態ではなかなか賢明な判断、行動ができないものです。
「我慢できない」と思うことがあったとしても、「今晩一晩だけでも我慢しよう」という気持ちを決して忘れないようにしてみてください。
あなたの気持ちが少しは楽になって、冷静に考え、行動できることでしょう。
すぐに興奮して、絶対に「バカげた行動」をとることがないように、気をつけたいものですね。

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