成功が上がりでもなければ、失敗が終わりでもない。肝心なのは続ける勇気である。
byウィンストン・チャーチル
あなたは物事をいつまで続けていますか?
タイトルの言葉は、イギリスの政治家で首相を務めたウィンストン・チャーチルの名言です。
チャーチルは、物事は、成功したとか失敗したとかではなく、それを続けることが大事だと述べています。
人生を生きるのに指針となる深い名言ですね。
私たちは、人生の中で、「成功した」とか「失敗した」などと、成功、失敗という言葉をよく使います。
自分の思い通りにうまく行けば成功と呼び、うまく行かなければ失敗と呼ぶのです。
しかし、物事が成功しようが失敗しようが、それは単なる通過点であり、その後も人生は続くのです。
どちらの結果になろうとも、そこでやめてしまうのではなく、続けていく勇気が必要だとチャーチルは述べています。
例えば、オリンピックの金メダルを目指している人がいるとします。
その人が相当の努力をして金メダルを獲得したとしても、それで終わりではありません。
次のオリンピックでも金メダルを目指すのか、それとも指導者として引退してしまうのか、決断しなければなりません。
金メダルを獲ったからといって、それで競技をすべてやめてしまうなんてことはできないはずです。
つまり、物事を始めたら、それをずっと続けていく勇気が必要だということなのです。
大切なのは、成功とか失敗とかのプロセスではなく、それを続けていく勇気だということです。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標達成を目指すことはとても大切な心構えですが、たとえ目標達成が果たせたとしても、それで終わりではありません。
2030年以降も、地球と人類の歴史は続いていくのであり、社会問題はずっと継続するわけです。
つまり、SDGsには成功とか失敗という概念はあまり意味がないのかもしれません。
目標達成に成功しようが失敗しようが、我々人間に課せられた責務を果たして、よりよい社会を創っていくことが私たちの使命です。
「継続は力なり」
私たちの行動は、2030年以降もずっと続くのです。