偉人、著名人

よい記憶力はすばらしいが、忘れる能力はいっそう偉大である。

よい記憶力はすばらしいが、忘れる能力はいっそう偉大である。
byエルバート・ハバード

あなたは記憶力が良いですか?

タイトルの言葉は、アメリカの作家 エルバート・ハバードの名言です。
記憶力が良いことは素晴らしいが、忘れる能力はもっと素晴らしいと述べたとても深い名言ですね。

記憶力が良いことは素晴らしいことは誰もが認めることと思います。
特に学生の時には、覚えることがたくさんありすぎて、「もっと記憶力があればいいのに」と歯がゆい思いをした人も多いことと思います。
記憶力が良いと言う能力は、たくさんの物事を覚えることができ、仕事でも日常生活でも大いに能力を発揮すれば、仕事がはかどり、生活も効率よくできるわけで、とても素晴らしいことです。
しかし、ハバードは、忘れる能力はもっと偉大だと述べています。
いったいどういうことでしょうか?

人間は、記憶する、つまり覚える能力も備わっていますが、忘れる能力も備わっています。
記憶力は、当然人によって差はありますが、容量のようなものがあります。
記憶容量、つまり覚えることができる限界量、箱のようなものです。
人間は、これまでに覚えたこと全てを記憶しておくことはできず、時間が経過したり、さほど重要ではない物事は忘れるような能力が自然と備わっているのです。

無限大というものは自然界には存在しませんし、忘れることが決して悪いことではないのです。
良いことも悪いことも忘れるという能力があるからこそ、人間は穏やかに豊かに生きることができるのです。
忘れることができず、覚える能力しかなければ、私たちの頭の中は混乱してしまい、穏やかな精神状態ではいられなくなってしまうのです。
人間には、大事なことは決して忘れず、不要なことは忘れていくという能力があるからこそ幸福でいられるのです。
心得ておきましょう。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsは人類における過去の過ちを改善して、より良い社会を築き上げていこうとする目標ですが、過去の過ちを気にし過ぎるあまり、未来への行動を怠るようなことがあってはいけません。
過去を反省することは必要ですが、もっと大切なのはどんな未来を思い描き、今何をすべきかを真剣に考え、行動に移すことです。
過去の失敗や反省なんてとっとと忘れて、未来を見据えて行動を実践、継続していきましょう。

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