人生の中枢意義は、言うまでもなく実行である。
by 島村抱月
あなたは、知識ばかりを得ようとしていませんか?
タイトルの言葉は、文芸評論家で小説家、演出家としても活躍した島村抱月の言葉です。
人生の中枢意義は実行だと述べた深いメッセージですね。
私たちの人生、何が大事なのか、生きている意義とは何かと問われれば、それは間違いなく行動、実行力と言えますよね。
どんなに言葉巧みに、人々の心を魅了できたとしても、その人が何の行動もしない、実行力が伴わなければ、それは何の意義もないのです。
単なる「言うだけ」の人間ということになってしまうわけです。
また、自分が成長するために、知識を得ること、学びを得ることは重要なことですが、単に知識を得れば良いというわけではありません。
本をたくさん読めばいい、多くの資格を取得すれば良いというわけではありません。
知識をたくさん得たとしても、それを人生に活かさなければ、何の意味もないということになりかねません。
ときどき、数多くの資格を持っていることを自慢する人がいますが、それを自分の仕事や生活に活かせないのであれば、単なる宝の持ち腐れです。
知識を得るだけで何も行動しないのであれば、その知識を得たことは無駄だということになってしまいます。
資格を得たこと、学んだことに満足してしまっただけでは、知識を得る必要もなく、単なる自己満足ということになってしまうのです。
知識とか技術、能力というのは、生きていくのに役に立つからこそ意味があるのです。
また、心に思うこと、感情も同じです。
それを実行に移すからこそ、意味があるのです。
心に思ったら、それを実行する。知識を得たら、それを活かせるような行動をとる。
常に意識しておきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動における中枢意義は、もちろん実行です。
目標設定をするだけでは不十分なのは、至極当然のことです。
「こんな目標を立てた」「こうなってほしい」と思うだけで、目標達成を果たせるはずがないのは当たり前のことです。
目標を見据えながら、具体的に行動し、実践していくことで、目標達成への道筋が見えてくるわけです。
そのため、私たち一人ひとりが手足を動かし、具体的行動をするという決意と実行力が鍵になるというわけです。
思うだけでは何も始まりません。
私たちの具体的な行動が社会を動かしていくのです。