魚は餌だけを見て釣り針に気が付かない。人間は儲けだけを考えて危険に気が付かない。
by中国のことわざ
あなたはうまい儲け話を信じていませんか?
タイトルの言葉は、中国に伝わることわざです。
うわべだけのうまい話には思わぬ危険があることを述べた深い名言ですね。
魚は、釣り針についている餌を見てそれに食いついてしまい、人に釣られてしまいます。
つまり、餌だけを見て、「これはうまそうだ。」と思い、嬉しそうに食いついた途端、針が喉に刺さり、痛い思いをしたまま人間の餌食になってしまうというわけです。
魚も、針がついていると知っていれば、喜んで食いつくことはなかったはずです。
その先に危険があることを察知する能力が重要になってくるわけです。
もちろん、魚にはそれだけの知能がないわけで、致し方ないのですが・・・。
人間は、魚とは違って考える能力があります。
うまい儲け話があるからといって、何も考えずに食いついてしまっては、悪い人間の餌食になってしまいます。
私たちは、魚ではなく人間であり、考える能力があるのですから、その話が信じるに足ることかどうかを見極めなければなりません。
世の中から、詐欺で騙される人が跡を絶ちません。
人を騙す人間が一番悪いのは間違いありませんが、騙される人間にも落ち度があることは紛れもない事実です。
自分の財産を人に渡すわけですから、よくよく考えて、本当に大丈夫かを慎重に判断する意識を持つことが重要です。
もしも心配ならば、誰かに相談することも必要になってきます。
すぐ人に騙される人は、魚と同じです。
うまい話にすぐ食いつくことのないように、注意して生きていってください。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsに関しては、「SDGsなんて偽善だ」とか「SDGsの目標なんて達成できるはずがない」などと懐疑的な声もたくさん聞こえてきます。
また、「SDGsは一部の富裕層による金儲けの手段だ」と言っている人もいます。
何事にも異論を唱える人はどこにでもいるものです。
私たちは、何が正しくて、何が間違っているのかの見極めをしなければなりません。
SDGsそのものは、国連が採択した目標であり、それ自体は偽善でも金儲けの手段でもないわけです。
もしかしたら、それを悪用する人はいるのかもしれませんが、私たちはそんな声に惑わされてはいけません。
未来の地球と人類のため、私たちが何をすべきかを真剣に考えれば、おのずと答えは見つかるはずです。
心得ておきましょう。