どんな薬より、どんな手術より、やっぱり生きたいという気持ちが大切だ。
by 須磨久善
あなたは生きたいという気持ちを強く持っていますか?
タイトルの言葉は、心臓血管外科医の須磨久善氏の言葉です。
医師がどんな良い治療を施したとしても、患者本人の生きたいという気持ちが最も大事だと述べた深いメッセージですね。
私たちの人生にとって最も大切なものの一つに、健康がありますよね。
世の中には、病気や怪我で長期間治療を受けており、不自由な生活をしている人が数多くいるわけですが、健康で何不自由なく生活できるというのは本当に幸福なことです。
もしも私たちが病気や怪我で治療を受けることになった場合の心構えとして、良い医師に出会い、良い治療を受けることも大事ですが、最も大切なことは、患者本人が「生きたい」という気持ちを強く持つことです。
どんなに良い薬を処方され、良い手術を受けられたとしても、患者本人が生きたいという強い気持ちを持たなければ、病気を治すことは難しいのです。
「病は気から」ということわざは、皆様よくご存知だと思いますが、病気とは、気持ち一つで良くも悪くもなるものなのです。
もしも本人が、「もう死にたい」とか「生きていてもしょうがない」などと弱気になって、生きる気力が薄ければ、治る病気すら治らなくなってしまうのです。
もちろん病気だけではありません。
健康な身体であっても、「生きたい」という気持ちが弱ければ、不幸や不運を呼び寄せてしまい、人生そのものが暗く沈んだものになってしまうものです。
「明るく前向きにプラス思考で」という言葉は、よく聞かされる言葉ではありますが、病気のときのみならず、健康なときでも常に意識し、豊かで充実した人生を送りたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの目標3には「すべての人に健康と福祉を」という健康に関する目標が掲げられています。
この目標は、世界において十分な医療サービスや福祉を受けられない人々が数多く存在するので、そんな社会を改善していこうとする目標です。
これは、薬の提供や医師の派遣などの物理的な支援も重要なことですが、人々の「生きたい」という気持ちをサポートすることも重要です。
患者本人の「生きたい」という気持ちが病気の治癒にとって最も重要なファクターであるからです。
そのために私たちに何ができるのか、何をすべきかを考えて行動することが重要です。
そして、「私たちが応援している」ということを相手に伝え、モチベーションを上げることができれば、患者本人の「生きたい」という気持ちをアップさせることができるかもしれません。
また、私たち自身も、常に明るく優しい気持ちを忘れずに、今後も活動を続けていきたいものですね。