苦悩の根本とは執着である。
by ブッダ
あなたは何かに執着しすぎていませんか?
タイトルの言葉は、仏教の始祖 ブッダの教えの一つです。
苦悩するのは、何かに執着しすぎるからだと述べた深いメッセージですね。
私たち人間にとって悩みはつきものですが、悩みの根本原因は何かについて考えてみたことはありますか?
仏教の始祖 ブッダは、「苦悩の根本は執着である」と断言しています。
いったいどういうことでしょうか?
何かに苦悩するということは、そのことに執着しすぎてしまうことが原因だということです。
例えば、自分の病気に苦悩しているとすれば、その病気のことだけに執着するから悩みが深くなってしまうということです。
病気になったのであれば、もちろん治療を受けながら治癒または改善するように努めなければなりませんが、苦悩しているとすれば、その病気のことばかりを深刻に考えすぎてしまうから、苦悩してしまうというわけです。
人間関係に苦悩してる人は、その特定の人間との関係だけを深刻に考えすぎるから、悩んでしまうのであって、他の人との関係や他の分野に心を移すなどして、深刻に考えすぎないようにすべきなのです。
病気にしても人間関係にしても、そのことだけを考えてしまったり、深刻に思い続けるから悩みが深くなってしまうわけで、ときには考えても仕方ないことと割り切ることも必要なのです。
あなたの人生は、その苦悩のためだけにあるのではないですよね。
だとしたら、もっと楽しいことや面白いことに時間を割くことも重要なのです。
あなたの苦悩なんて、他人から見たら、たいしたことないと思えることもたくさんあります。
あなた自身も冷静に、客観的に自分自身を見つめ直してみれば、自分の悩みなんて思い詰めるほどのものではないと感じることもあるはずです。
一つのことだけ、特定のことだけに執着するのではなく、多様性を持って、幅広い目で世の中を見つめ直し、いろんなことに挑戦したり、行動の幅を広げることで、悩みがなくなることも多々あるのです。
悩みなんてものは、冷静に考えれば、たいしたことないことがほとんどです。
深刻に悩んでいるときこそ、少し冷静になって、自分を見つめ直し、そのことだけに執着しすぎないように努めましょう。
