革命を成功に導くのは希望であって、決して絶望ではない。
by ピョートル・クロポトキン
あなたは、絶望の気持ちを持ちながら物事に取り組んでいませんか?
タイトルの言葉は、ロシアの社会学者で哲学者でもあるピョートル・クロポトキンの言葉です。
革命が成功するかどうかは、絶望することではなく、希望であると述べた深い名言ですね。
歴史上、これまでに革命は、世界のあちこちでいくつも起こっています。
日本でも、明治維新は、まさに徳川幕府からの変化を求める革命とも言える出来事でした。
革命が成功したのは人々が希望を持っていたからこそ成し遂げたわけであり、決して絶望していたからではありません。
「こんな社会を変えなければならない。変えるべきだ」という希望のエネルギーが大きくなって、革命が起きたというわけです。
革命というと、社会を大きく変えることというイメージをお持ちになると思いますが、自分の中の革命ということもありますよね。
「今のままの自分ではダメだ」と気持ちが奮い立ち、「一生懸命に努力してこんな人間になりたい」と思うことも一種の革命と言えると思います。
そんなとき、「今のままの自分ではダメだ。もう自分はおしまいだ」と絶望してしまえば、自分を変えることなんてできません。
絶望するということは、あきらめる、何も行動しないということにつながってしまうからです。
しかし、「よし、自分はこんなことをしよう」と希望を持って気持ちが高ぶれば、行動を始めることができ、自分を変えることができるというわけです。
自分自身が変われば、社会も変えることができます。
そして、そこには絶望という言葉は必要ありません。
希望を持つことが自分自身を変え、社会を変えていくことにつながっていくということを意識しながら、これからも生きていきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動に必要なのは、当然のことながら絶望ではなく希望です。
「SDGsの目標の達成なんて無理だ」と絶望してしまえば、人々のモチベーションは下がり、行動力もなくなり、本当に目標達成は果たせなくなってしまうわけです。
絶望するイコールあきらめることと同じなのです。
しかし、「きっと達成できる」と希望を持って信じてさえいれば、人々の気持ちは自然と高まり、行動も積極的になれるはずです。
「希望」が自分の気持ちを動かし、ひいては社会を動かす原動力になることを忘れずに、これからも「希望」を持つことを忘れずに生きていきたいですね。