病気は千もあるが、健康は一つしかない。
by ルートヴィヒ・ベルネ
あなたは心身ともに健康ですか?
タイトルの言葉は、ドイツの政治的作家、文芸評論家でもあったルートヴィヒ・ベルネの言葉です。
病気はあらゆるものが数多くありますが、健康は一つしかないのだと述べた深いメッセージですね。
世の中には、数えきれないくらいのたくさんの病気があります。
病名だけでも千を超える数がありますし、それを部位ごとに分ければ、もっと多い数になるわけです。
若いうちには、健康が当たり前で、病気になることの恐怖心はほとんどありませんでしたが、年を経るごとに、身体のどこかに痛みが発生したり、内臓的な病気が生じたりしてしまい、健康のありがたさを感じてしまうものです。
健康診断を毎年受けている人も多いことと思いますが、若い頃にはほとんど気にしていなかったことが、年をとると数値の一つ一つが気になってしまうことがありますよね。
「これからはお酒を控えよう」とか「塩分の取り過ぎには気をつけよう」「運動不足を解消しよう」などと自分のこれまでの生活を見直し、健康を持続できるように節制した生活をしようと心がける人も多いことと思います。
病気は、重いもの、軽いものも含めれば、何千種類もありますし、病気にかかってしまえば、治療にお金がかかるだけではなく、仕事や日常生活に支障が出てしまったり、命を脅かされることもあります。
もちろん、病気にかかりたくて病気になってしまう人はいないわけですが、ある日突然、病気が判明することも珍しくなく、私たちの生活を一変させたり、大きな影響を与えてしまうのは事実です。
できれば、健康であり続けることが最善であることは言うまでもありません。
病気は何千種類もあるのに、健康というのは一つしかないわけで、平穏で幸福に生きるためにも、私たちは健康のありがたさに感謝しながら、できるだけ病気に悩まされることのない生き方をしたいものですね。
SDGsの目標の中にも健康に関する目標があります。
目標3「すべての人に健康と福祉を」です。
持続可能な社会を実現するためには、私たち人間が心身ともに健康であり、必要な福祉を受けられることが大切なのはいうまでもありません。
病気になっても医療が受けられない地域が存在したり、そもそも住んでいる場所が病気を引き起こすような劣悪な環境であることは、同じ地球で生きている仲間として良い状況のはずがありません。
健康のありがたさは、私たち人間にとって、生きるための最低限の条件と言っても過言ではなく、世界中の人々が医療や福祉を普通に享受できる社会にすることが大切なのです。
私たちに何ができるのか、何をすべきなのか、今一度考え直してみたいものですね。