何かをしたい者は手段を見つけ、何もしたくない者は言い訳を見つける。
by アラブのことわざ
あなたは言い訳ばかりを言っていませんか?
タイトルの言葉は、アラブに伝わることわざです。
何もしたくない者は、言い訳ばかりを探しているのだと述べた深いメッセージですね。
私たちの周りには、たくさんの人がいて、夢や目標に向けて頑張っている人もいれば、最初からあきらめて、何もしない人もたくさんいます。
「経験がないからできない」とか「お金がないからできない」などと言って、最初からあきらめている人もいるわけですが、そんなわかりきったことを言って、何もしない人は、本心は何もしたくないのかもしれません。
何もしたくないから、できない理由を言っているだけで、本人は「やりたくない」と言う勇気がないか、もしくは最初からやるつもりがないのです。
本当にやりたいと思っている人は、「どうすればできるだろうか」と考え、行動に移すはずです。
たとえ経験がなくても、お金がなくても、「今、できることはないだろうか」と考えて、具体的な行動を起こすことができるのです。
私たちが行動を起こすのは、「できるかできないか」ではなく、「やるかやらないか」の違いであって、本人のやる気とモチベーションの違いなのです。
もちろん、やる気があっても、相当の努力をしなければ困難なことも多々あるわけですが、本当にやりたいと思っている人は、できない理由を探すようなことはしません。
どうやったらできるか、その方法や手段を考えるのが普通なのです。
困難なことに挑戦する場合、できない理由を見つけるのはとても簡単であり、いくらでも出てくるはずです。
そして人間は、ネガティブな気持ちや不都合な真実がある場合、その本心を隠したがるものです。
本当はやりたくないのに、「やりたくない」と口に出すことはとても勇気が要ることです。
だから、できない理由をつらつらと並べて、言い訳をしているに過ぎないのです。
もしも誰かが、できない理由や言い訳を言い出したら、それは本人がやりたくないという気持ちの現われと思って、ほぼ間違いありません。
あなた自身も、そんな言い訳を言うことがあるかもしれませんが、それは自分が本当はやりたくないということがわかっているはずです。
言い訳とは、本心の裏腹の表現だということを意識すると、今後の人生の向き合い方、人との付き合いを考え直すことができるかもしませんよ。
