目の前のスープがおいしいかどうか知るためには、とりあえず飲んでみること。
by 中島薫
あなたは、目の前のチャンスを逃してはいませんか?
タイトルの言葉は、実業家の中島薫氏の言葉です。
何事も挑戦してみなければわからないということを、スープに例えて表現した深いメッセージですね。
唐突ですが、ここでクイズを出します。
あなたの目の前にスープがあります。
このスープが美味しいかどうかを知るためには、どうすればよいでしょうか?
答えは簡単ですね。読者のおそらく全員が正解できるでしょう。
「とりあえず飲んでみること。」
そうすれば、このスープが美味しいかどうかわかりますよね。
しかし、私たち人は人生の中で、こんな簡単な答えさえも分からずに、せっかくのチャンスを逃してしまうことがあるのです。
自分の目の前に大きなチャンスが舞い込んできているにも関わらず、それをつかもうとしない行為です。
「今の自分にはまだ早い」とか、「今の自分には無理じゃないか?」などと余計なことを考えすぎて、せっかく巡ってきたチャンスを見逃してしまうのです。
今の自分に無理なのかどうかは、とりあえずやってみなければわかりません。
やってみる前に、「無理」だと勝手に判断して、せっかくのチャンスを見逃してしまうなんて、もったいないと思いませんか?
目の前のスープを見て、「このスープはまずいに違いない」と勝手に思い込んで、せっかくの美味しいスープを飲まないなんて、賢明な人の行為とは思えません。
チャンスというのは、いつも訪れるわけではありませんし、見逃してしまえば、他の人に奪われたり、もう二度と取り戻すことができなくなる恐れがあるのです。
目の前のスープがまずそうに見えたとしても、とりあえず恐る恐るでもいいから飲んでみましょう。
チャンスとはそういうものです。
新しい世界がパーッと開けるかもしれませんよ。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動に関して、「私には無関係ではないか」と他人事のように思っていたり、「私には難しい世界だ」などと考えて、取り組みをしない人がたくさんいます。
また、SDGsそのものを「そもそも無理難題なことだ」と否定的に捉えている人も少なくありません。
これは、SDGsの活動にまったく携わっていない人の感覚であり、勝手に想像して思い込んでいるだけに過ぎません。
活動に参加すれば、誰でも簡単にできることだと認識できますし、面白いと思えるかもしれません。
目の前のスープを飲まないで勝手にまずいと判断するような感覚で、SDGsの活動を毛嫌いするのは賢明な人間とは思えません。
「とりあえずやってみる」という気軽な気持ちで、SDGsの活動を始めてみませんか?