誰かを愛することは、その人に幸福になってもらいたいと願うことである。
by トマス・アクィナス
あなたは愛する人がいますか?
タイトルの言葉は、中世イタリアの哲学者 トマス・アクィナスの言葉です。
誰かを愛するということは、その人の幸福を願うことだと述べた深いメッセージですね。
私たち人は、人生の中で人を愛することがありますよね。
男女の仲だけではなく、親子や兄弟、友人同士の間柄であっても、愛することができます。
人を愛するということについて、中世イタリアの哲学者 トマス・アクィナスは、「その人に幸福になってもらいたいと願うこと」だと述べています。
自分がその人を愛することで、その人を幸福にしてあげたいと願うというわけです。
また、遠く離れていて会えなかったとしても、その人の幸福を願っているということもあるかもしれません。
いずれにしても、人を愛するということは、その人の幸福を願うことだと言えます。
自分のことではなく、誰かの幸福を願う気持ちはとても美しく、尊いものだと思います。
愛が憎しみに変わるなんてことが世の中ではよくあることですが、憎しみに変わった途端、それは愛することとは程遠い気持ちと言うことになります。
なぜなら、憎しみの気持ちがあるということは、その人の幸福を願うどころか、不幸になることを望んでいることになるからです。
ましてや、ストーカーになって、相手につきまとうような行動をしたり、悪口や誹謗中傷するようなことをすれば、相手は傷つき、不幸になることは火を見るより明らかです。
ストーカーの言い分は、「愛しているからだ」と言うわけですが、こんな言い分は言い訳にもならず、愛とは正反対の、相手を傷つけるだけの単なる迷惑行為、犯罪に他なりません。
人を愛するということは、相手の幸福を願うことだということは、決して忘れてはならない教訓だということを、常に意識しておきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動とは、未来の地球や人類のために、より良い社会を築こうとする活動であり、世界の誰かを幸福にするための行動とも言えます。
つまり、世界の誰かを愛することだとも言えるわけです。
人を愛するということは、その人の幸福を願うことだと前述しましたが、それは特定の誰かでなくてもいいのです。
会ったこともない、見ず知らずの人間のための行動であっても、全く問題はなく、むしろそれは奉仕の気持ちであり、とても美しく尊いものだと思われます。
SDGsの活動とは、誰かの幸福を願う活動とも言えるわけで、私たちはそんな行動を続けることで、明るい未来を築くことができるのです。
常に意識しながら、今後も活動を続けていきましょう。