情報がありすぎると人は不安になります。情報は過去を後悔させ、未来を不安にするから。
by 堤未果
あなたは、毎日不安に過ごしていますか?
タイトルの言葉は、国際ジャーナリストの堤未果氏の言葉です。
情報がありすぎると人は不安になってしまうと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、今の自分の立場や将来に対して不安になってしまうことがありますよね。
「これから先どうなるんだろう」とか、「何か悪いことが起きるのではないか」と不安になり、落ち着かない気持ちになったり、焦ってしまうこともあるかもしれません。
なぜ人は不安になるのか?
それは、情報がありすぎることが原因と言えるかもしれません。
なぜなら、過去に起こった情報については、「あのとき、こうしておけばよかった」と後悔してしまうことがありますし、新たに学んだ情報については、「将来、こんなことになったらどうしよう」と不安の要素が増えてしまうことになるからです。
例えば、日本は地震大国として知られていますが、南海トラフ地震や首都直下型地震が、近い将来起きるのではないかと新聞等で報道されています。
こんな情報を知ってしまうと、私たちは大地震によって自分の生命や財産を失ってしまう危険性があると認識し、将来が不安になってしまうと言うわけです。
南海トラフや首都直下型地震の起きる学術的根拠などを詳細に知ってしまえば、ますます私たちは不安が増長されることでしょう。
つまり、情報を数多く知ることによってますます不安になってしまうと言うことになるのです。
あなたがもしも、常に不安な状態で日々を過ごしているとすれば、あなたが情報を数多く手に入れている証とも言えるのです。
つまり、あなたが勉強熱心で新たな情報を得ている人とも言えるわけで、むしろ誇りに思うべきかもしれません。
しかし、いつ起こるかもしれない不安要素を抱えながら、ビクビクしながら生きていくのも、賢明な生き方とは言えません。
常に学ぶ気持ちは忘れずに、しかしあまり深刻に考えすぎず、不安になりすぎないように、ほどほどな生き方をしたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動は、未来の地球と人類のことを不安に思い、少しでもより良い社会に改めていこうとする行動と言えます。
将来のことを不安に考えることは、決して悪いことではなく、むしろ社会を良くしていく地道な活動といえます。
私たちとしては、将来の不安を考えながらも、少しずつでも社会を良くしようと、日々の行動を改めて考え、行動していく継続性が大切になるのです。