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苦しみをともにするのではなく、喜びをともにすることが友人をつくる。

苦しみをともにするのではなく、喜びをともにすることが友人をつくる。
byフリードリヒ・ニーチェ

あなたは喜びを分かち合える友人がいますか?

タイトルの言葉は、ドイツの哲学者 フリードリヒ・ニーチェの名言です。
短い言葉の中に、真の友人とは何かを説いた深い名言ですね。

この名言を見て、「いや違うだろう」と思った人も多いことでしょう。
苦しみをともに乗り越えた人が、本当の友人ではないかと思った人もいることでしょう。
しかし、哲学者ニーチェは断言します。
「喜びをともに分かち合える人が真の友人だ。」と。

今回の名言のキーワードは、「ともに」という言葉です。
つまり、自分も相手もともに苦しい状況にある場合のことを示しています。

人は苦しい状況にあるとき、だれかの助けや優しさを求めます。
これは人間の本能なのです。
日本も戦時中は、国民のほとんどが苦しい状況に陥ってしまい、地域のみんなで助け合って生きてきました。
だから、苦しい状況に陥ったときに、人間が助け合ったり優しさを分け合ったりするのは、自然な感情であり、本能とも言えるのです。

しかし、喜びは違います。
相手の喜ばしい出来事を自分のことのように喜べる人はそれほど多くはいません。
なぜなら、誰かの喜びは、しばしば自分にとっては妬み、そねみの種となりうるからです。
例えば、自分は独身で恋人もおらず、しかし友人の結婚が決まったとき、あなたは心から一緒に喜ぶことができるでしょうか?
もしも自分のことのように喜べるとしたら、それは真の友人と言えるかもしれません。

苦しみをともにした人と友人関係になることも、もちろんありますが、それはたまたま気が合う人と巡り会っただけです。

苦しみを共にするのは人間の本能であり、喜びを共にするのは真の友人だということ、心構えとして覚えておくと、何かのときに役に立つかもしれませんよ。

SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。

私たちは、2030年の目標達成に向けて、行動を実践していくわけですが、そこには苦しみや悩みが伴うかもしれません。
しかし、目標が達成できたとき、共に喜びを分かち合うことができ、そして仲間たちとの信頼関係が深まり、真の友人となれるのかもしれません。
SDGsをきっかけに、人間関係も大きく影響していくことでしょう。

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