不幸な人の共通の過ちは、我が身に幸せが訪れることを決して信じたがらないことである。
by ルキウス・アンナエウス・セネカ
あなたは自分自身が幸せになれると信じていますか?
タイトルの言葉は、古代ローマ帝国の政治家で哲学者でもあるルキウス・アンナエウス・セネカの言葉です。
不幸な人とは、自分が不幸だと思い込み、自分は幸福になれないと思い込んでいる人だと述べた深い名言ですね。
あなたは幸福ですか? それとも不幸ですか?
もしも不幸だと思っているのでしたら、それはあなたの心が、自分自身は不幸だと思い込み、自分には幸福は訪れないと信じ込んでいるせいかもしれません。
不幸な人は、「自分は幸福には縁がない」と思い込んでいるせいで、幸福をつかめるような機会に恵まれたとしても、自分には無縁だとそれをつかもうとはせずに、突き放しているのかもしれません。
幸福な人とはどんな人かを考えてみると、多くのチャンスをつかみ、積極的に行動をし、明るく前向きに生きている人の姿を想像します。
不幸な人とは、これとは反対の人だということになります。
つまり、幸福とか不幸というものは、自分の心が作り出すものであり、誰かから与えられるとか、どこかに落ちているとかそういうものではないのです。
不幸だと思いこんでいる人は、周りにある不幸になる要素を無意識のうちに拾い集めてしまうから、自分が不幸だと感じてしまい、いつまでたっても幸福感を味わうことができないのです。
本当に幸福な人は、今生きていることさえ幸福に感じているはずです。
幸福感とは、あなたの心が作り出すもの。
決して忘れないようにしてください。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの17の目標は、世界中の不幸な人々や状況を少しでも改善していこうとする目標とも言えます。
しかし、不幸とは、前述したように、人々の心が作り出す感情であり、例えば貧困層の人々も、この状況が生まれついた環境であるならば、現地の人々はそれを不幸とは感じていないかもしれません。
それでも、食料も家もない人々や、教育や医療も満足に受けられない人々が大勢いることは決して良い状況ではありません。
生まれ育った環境によって、人々の暮らしに格差が生じることは決して良い状況ではないのです。
どうすれば、世界中の人々が普通の日常生活が送れるようになれるのか、戦争やテロが頻発している今こそ、真剣に考えるべきです。
私たちは今何をすべきか、何ができるのかを真剣に考えてみましょう。