動物に残酷な者は人に対しても優しさがなくなる。動物をどう扱うかで人の心が分かるのだ。
by イマヌエル・カント
あなたは動物が好きですか?
見出しの言葉は、ドイツの哲学者 イマヌエル・カントの言葉です。
人が動物をどう扱うかで、その人の心がわかるものだと述べた深いメッセージですね。
動物好きの人は世の中にはたくさんいます。
かくいう筆者自身も大の動物好きであり、小型犬を一匹、飼っています。
テレビ番組や動画サイトでも、動物ものを見るのが楽しみであり、時間があるときにはよく見ています。
反対に動物が苦手な人もたくさんいるのも事実で、人の好みは千差万別で面白いものですね。
ドイツの哲学者 カントは、「動物をどう扱うかで人の心がわかる」と述べています。
動物に対して危害を加えるなど、残酷な行為をする人が世の中にはいるわけですが、そんな人は他人に対しても残酷だと断言しています。
それは小さな生き物に対しても同じであり、昆虫や両生類なども、私たちと同じ地球、地域で生きている仲間であり、貴重な命であることを決して忘れてはいけません。
そんな小さな生き物であっても、むやみに殺したり、危害を加えようとすることは決して許されないのです。
動物に対して残虐な行為ができるということは、やがてそれは人間へと牙を剥くことになりかねません。
犯罪者の中には、過去に、動物に対して平気で残虐な行為をしてきた人間が少なくないのです。
もちろん、動物嫌いの人がみんな優しくないわけでは、決してありません。
動物を苦手と感じるのは、人それぞれの個性であり好みの問題だからです。
しかし、動物に対して優しくない態度をとるような人間は、決して優しい人間ではないことは間違いないでしょう。
生き物の命を大切にできないような人間が、人に優しいはずがないからです。
これは動物のみならず、植物に対しても同じことが言えるかもしれません。
植物だって、同じ地球で生きている命ある生き物であることは事実だからです。
私たち自身も、生き物を大切に思う気持ちを忘れずに、今後も生きていきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの目標は、人類のみならず、地球の未来をも含んでおり、持続可能な社会、自然にしていこうとするグローバルな目標です。
つまり、持続可能な社会の実現のためには、人類以外の生き物の命も大切にしていかなければならないということになります。
地球が動物にとって生きにくい世界だとすれば、それは人間にとっても生きにくい社会ということになるわけです。
当然のことながら、地球は人類だけのものではなく、全ての生き物が平穏に生きていくための貴重な財産であることを決して忘れてはいけません。
他の生き物も、同じ地球で生きている仲間として、大切に守っていきたいものですね。