漁師は釣れなければ、狙う魚を変え、道具を変え、場所を変える。いつも同じところにじっとしていて、「魚が無いね」と嘆いているだけではダメだ。
by 飯田亮
あなたの人生、常に成長し続けていますか?
見出しの言葉は、セコムの創業者として知られる実業家 飯田亮氏の言葉です。
私たちの人生は、漁師の精神を学ばなければならない。
つまり、魚が釣れなければ、狙う魚を変えるか、道具を変えるか、場所を変えるしかないわけです。
同じ場所でじっとしていて、「魚が釣れない」と嘆き続けていても、何も変わらないし、成長できないのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは生きていく中で、自分の思いどおりに事が運ぶこともあれば、うまくいかなかったり、何度やっても失敗してしまうことがありますよね。
物事がうまくいかないのは、そのやり方が間違っているのか、道具が間違っているのか、場所が悪いのか、それとも時期が違うのか、何かうまくいかない原因があるはずです。
同じことを繰り返していても、うまくいかないことを繰り返すだけで、前進できるはずがありません。
うまくいかないこと、失敗するのは、必ず原因があることを知った上で、うまくやるにはどうすればよいかを模索し、行動を変え、実際にやってみなければ、成功することはできないのです。
違うやり方をしてみたり、道具を変えてみたりしても、それでもうまくいかないかもしれませんが、そのときにはさらに違う方法を模索して、やってみる他ありません。
これは、漁師が釣りをするのと同じ精神を持ち続けることに通じます。
同じ場所で、同じ道具で魚を釣ろうとして、全く魚が釣れないのであれば、場所が間違っているか、道具が間違っているか、時期が間違っているか、いずれか、もしくはすべてが間違っているに違いありません。
場所も変えず、道具も変えずに、じっと釣り糸を垂らしていたとしても、決して狙った魚が釣れることはないのです。
うまくいかないのであれば、方法や場所や道具を変えるしかないのは至極当然のことであり、人生においては決して忘れてはいけない教訓なのです。
世の中には、何度も交通事故を犯す人や、同じ犯罪を繰り返す人がいます。
こんな人は、過去の失敗や過ちを忘れてしまい、何も学んでいない愚かな人間だということになります。
うまくいかないのは全て自分の責任であり、誰かのせい、環境のせいではないのです。
自分が考え方を変え、行動を変えなければ、人は成長することはできません。
常に意識しておきたい教訓ですね。
