怒りが湧いたら、その結末を想像しなさい。
by 孔子
あなたは怒りを爆発させていませんか?
タイトルの言葉は、古代中国の哲学者 孔子の言葉です。
もしも怒りの感情が湧いてきたら、その結末を想像すると良いと述べた深いメッセージですね。
私たちは、人生の中で怒りの感情が湧いてくることが、ときどきありますよね。
誰かの言動に腹を立てたり、自分の不甲斐なさに怒りを覚えることもあります。
また、報道や社会情勢に怒りを感じる人もいるかもしれません。
いずれにしても、私たちは生きていれば、常に怒りを感じるような出来事や現象が起きるものです。
そして私たちは、その怒りの感情をどうにか抑えながら生きているというわけです。
しかし、ときには怒りを爆発させたいと思うこともあるかもしれません。
腹の立つ相手に対して、文句の一つでも言ってやろうとか、懲らしめてやろうなどと考えてしまうことがあるかもしれません。
そんなときは、少し冷静になって、「もしも怒りを爆発させたらどうなるだろうか」とその結末を想像するようにしてください。
あなたがもしも相手に対して、怒りの感情をぶつけたらどうなるだろうかと想像してみるのです。
冷静に考えてみて、その結末を想像してみれば、決して良い結果にならないことは容易に想像できるはずです。
その人との人間関係は破綻してしまいますし、周りの人からも短気な人だと思われて、あなた自身、信頼をなくしてしまうかもしれません。
相手に怒りをぶつけたところで、自分の気持ちが晴れるわけでもなく、良いことはほぼないと言えるでしょう。
つまり、怒りの感情を爆発させてしまうことに、何のメリットもないのです。
心の中に怒りの感情が湧いてしまうのは致し方ないとしても、それをどう抑えるのか、表現すべきなのかは、よくよく考えなければなりません。
それこそが、あなたの人間性を問われてしまうのですから。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしていると、活動していない人たちから反対や批判の声が聞こえてきて、怒りが湧いてくることがあるかもしれません。
また、思いどおりに事が運ばずに、イライラしてしまうことがあるかもしれません。
そんなときでも、決して怒りの感情をあらわにすることのないようにしてください。
そんなことをすれば、その結末がどうなるのかを想像してみるのです。
決して良い結果になるとは想像できないはずです。
怒りの感情を爆発させることは、決してあなたの人生にプラスにはなりません。
常に意識しておきたいものですね。