ことわざ

実を食べると植えた人のことを思う。byベトナムのことわざ

実を食べると植えた人のことを思う。
byベトナムのことわざ

あなたは感謝する気持ちを忘れていませんか?

タイトルの言葉は、ベトナムに伝わることわざです。

意味は、「果物などの実を食べるときに植えた人のことを思う。」
つまり、いつも感謝する気持ちを持ち続けなさいという意味の教訓です。

私たちが果物を食べるとき、その果物の木を植えた人や育てた人のことを思い、感謝することはめったにありません。
果物だけではありません。
野菜や肉、魚などを食べるとき、それを育てたり、運んだり、獲ってくる人のことを思うなんてことは、まずありません。

私たちは、日常生活で普通に食事をしていますが、口に入れるもの全てが誰かの手によって育てられ、運ばれたからこそ、口に入れることができるのです。
また、食べ物の一つ一つは、全て生き物であり、生き物の命を頂いているのです。

これは決して当たり前ではありません。
お金を払っているのだから食べられて当然だと思うのは間違った考え方です。世界には飢餓で苦しんでいる人が数多く存在するのです。
もしも世界がもっと食糧不足になったとしたら、どんなにお金を払っても、手に入れることができなくなるかもしれません。

すべての食べ物は、多くの人の「手」が働いてくれたこと、そして生き物の命を失ったからこそ、私たちは食べることができるのです。

いつも、どんなときでも、感謝する気持ちを忘れずにいたいものです。

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