モノを捨てるときは、いい気分で捨てましょう。
by アルボムッレ・スマナサーラ
あなたは、モノを捨てるときにどんな気分で捨てていますか?
タイトルの言葉は、スリランカの僧侶 アルボムッレ・スマナサーラの言葉です。
モノを捨てるときには、良い気分のときに捨てましょうと述べた深いメッセージですね。
私たちは、不要になった物や使わなくなったものを捨てるときがありますよね。
モノを捨てられないから、ずっと持ち続けてしまうという人も世の中にはたくさんいますが、長い人生の中でモノを捨てるという行動は、人生を豊かにするためにも絶対に必要なことです。
私たちがモノを捨てるときには、良い気分のとき、良い気分の状態のままで捨てるようにしましょう。
「これを捨てるのは嫌だなあ」とか「捨てたくない」という気持ちのまま、モノを捨てるのはやめましょう。
後悔することになるのみならず、モヤモヤした気持ちが長く残ってしまう可能性があります。
モノを捨てるときには、思いっきり、パッと捨てるという気持ちのまま、モノを捨てるようにしてください。
そんなことを聞かされたら、モノなんて捨てられないという声が聞こえてきそうですが、不要なモノ、使わないモノをいつまでも保管しておくというのは絶対に避けてください。
不要なもので家の中がごちゃごちゃしている状態というのは、人生にとって決してプラスにはならないからです。
不要なモノであふれかえっている場所は、当然のことながらモノが整理整頓されていない状態ですし、必要なものさえ探すことが困難になりかねないわけです。
こんな状態が続くということは、あなたの心も落ち着きませんし、人生の運気を下げてしまうということになります。
断捨離という言葉がありますが、不要なものはなるべく買わないようにすると同時に、不要なものは気分よく捨てるという習慣を持つようにしてください。
あなたの人生を豊かにしてくれますよ。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
モノを捨てるというのは、SDGsの精神に反すると思われがちですが、決してそうではありません。
なぜなら、不要なモノを家の中で保管していたとしても、それはもったいないという精神にはつながらず、むしろ家の中の環境を悪化させているということになるからです。
不要なモノを捨てて、スッキリさせた状態の方が、SDGsの精神から鑑みても好ましいのです。
そしてもっと大事なのは、不要なものは買わないという気持ちを持つことです。
不要なモノをたくさん買うから、不要なモノであふれてしまうのです。
買う前に、本当に必要なモノなのか、同じようなものがないかどうかなど、よく考えてから購入するように努めてください。
それこそが、SDGsの精神に合致した行動と言えるのですから。