願い求めても、与えられないのは、自分の楽しみのために使おうと願い求めるからです

得られないのは、願い求めないからで、願い求めても、与えられないのは、自分の楽しみのために使おうと、間違った動機で願い求めるからです。ｂｙ新約聖書「ヤコブの手紙」より

あなたは自分の願いを叶えていますか？　もしも叶えられない場合、その理由はなんですか？

見出しの言葉は、新約聖書「ヤコブの手紙」の中の一節です。

この聖書の一節では、人が願いを叶えられないのは、その理由が二つあると説いています。

一つは、その思いが本気ではないからです。ただ漠然と思っているだけでは、願いが叶うはずはありませんので、当然ですね。

もう一つの理由は、その願いが自分の楽しみや自分本位の欲望、虚栄心など間違った動機で願った場合です。
人が思う願い事というのは、誰かのためになること、社会に貢献できることでなければいけません。自分の願いが叶うことで誰かを幸せにすることができる。それが真の願い事というものです。

例えば、自分の願い事が「お金持ちになりたい」「人に自慢したい」「誰かを見返したい」など、単なる自分の欲望を満たすだけのものだとしたら、それは単なるエゴイズムです。

「医者になりたい」という願いは、「医者になって多くの患者の命を救いたい」という誰かを幸せにする思いが根底にあるから美しいのです。
自分の願い事について、もう一度見つめ直してみましょう。