喜びのないところでは得るものはありません。 ですから、好きなものを勉強なさい。
by ウィリアム・シェイクスピア著「じゃじゃ馬ならし」より
あなたは、喜びを感じながら勉強していますか?
タイトルの言葉は、ご存知シェイクスピア作品の「じゃじゃ馬ならし」の中のセリフの一節です。
勉強は喜びを感じながらするものであることを述べた深い名言ですね。
親が子供に対して、「勉強しなさい」と叱りつけ、子供がイヤイヤ勉強をするという光景を、社会の中ではよく目にするわけですが、このような行動は実効性という意味ではあまり効果はありません。
なぜなら、やる気もないのにイヤイヤ勉強を始めたとしても、当人は勉強に集中しているはずもなく、知識を得ようとか学ぼうとする意思が弱いからです。
もしも勉強するのが楽しく、面白いと感じながらやっているとすれば、それは勉強に集中しているという証であり、もっと知りたい、覚えたいという気持ちが大いに発揮されて、実効性のある学習ということにつながるわけです。
当然のことながら、勉強、学びというのは、自分が知識や技術を得るためにする行動であり、イヤイヤやることではないのです。
これは勉強に限った話ではなく、仕事やスポーツ、趣味などにも同じことが言えます。
何をするにしろ、喜びを感じないで実践したとしても、それは長続きしませんし、得るものはほとんどないのです。
イヤイヤすることの無意味さを常に意識しておきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしている人の中にも、喜びを感じないで、イヤイヤ実践している人も少なからず存在します。
上司から言われたからとか、周りの人たちがやっているから、自分も渋々やっているのだという人が数多くいるわけです。
しかし、それでは実効性のある活動にはつながりません。
先述したように、イヤイヤやったところで、ほとんど得るものはなく、長続きしない可能性が高いからです。
そういう人たちは、どうすれば喜びを感じることができるのか、工夫したりアイデアを駆使してやってみてください。
イヤイヤ続けているくらいでしたら、そのやり方を辞めてしまうか、違う行動を取ったほうがマシなのです。
SDGsの活動も、楽しいこと、面白いことを模索しながらできるといいですね。