仕事を始めるのは、10人のうち2、3人が賛成する時でなければならない。一人も賛成者がいないときには早過ぎするが、5人も賛成する時では、着手してもすでに手遅れである。
by 大原総一郎
あなたの決断は早いですか? いつまで待てますか?
見出しの言葉は、実業家の大原総一郎氏の言葉です。
筆者は経営コンサルタントですが、ビジネスを始める際に覚えておきたい心得をわかりやすく述べた深いメッセージだと思います。
皆様もぜひ参考にしてください。
皆様が何か新しいことを始める際には、誰かに相談することがありますよね。
中には、誰にも相談せずに決めるという人もいるかもしれませんが、大抵の人は誰かに相談するはずです。
それはビジネスはもちろんのこと、自分の夢や目標、進路など何でも良いのです。
何か新しいことを始める際に、ぜひ参考にしてもらいたい言葉を本日は紹介します。
例えば、10人の人に相談するとして、2、3人の人に賛同してもらえるのであれば、それがベストタイミングと言えます。
つまり、たった2、3割の人から賛同をもらえるタイミングが良いということです。
多数派である7、8割の人は反対しているわけですが、そんなことは気にしなくても構いません。
なぜなら、人間は行動学的に慎重な人、積極的に動きたくない人が多数派を占めるからです。
そのため、新たなことを始めようとすると、それを変えたくない人が多数派を占めるのは自然の摂理なので、気にすることはないのです。
しかし、自分以外に一人も賛同者がいない場合には、時期尚早であり、まだ始めない方がいいかもしれません。
誰も賛同を得られないということは、失敗する可能性が高く、あまりにもリスクが大きいと思われるからです。
それでも実行すると決断するのであれば、やり始めても構いませんが、失敗のリスクだけは覚悟しておきましょう。
しかし、5人、もしくはそれ以上の賛同者がいる場合には、着手してももう手遅れである可能性が高いことに気づきましょう。
半数も賛同しているということは、すでに誰かがビジネスを始めていることの現れであり、もう遅いのです。
それでも反対者が半数近くもいるのは、人間には慎重派がいかに多いかの現れでもあります。
人間は、現状のままがいい、変更したくないという気持ちが強い生き物なのです。
新たなことを始めるには、自分以外に一人でも賛同者がいれば始めるべきであり、ベストタイミングと言えます。
ぜひ皆様も参考にしてみてください。