仕事を心躍るものにするのは自分である。
by ピーター・ドラッカー
あなたは、いつも心躍るような気持ちで仕事をしていますか?
タイトルの言葉は、オーストリアの経営学者ピーター・ドラッカーの言葉です。
仕事を心躍るものにできるかどうかは、自分次第だと述べた深いメッセージですね。
私たちは、大人になれば社会人として日々仕事をするわけですが、いつも心躍る気持ちで、楽しみながら、面白みを感じながら仕事をしている人が、世の中にどれくらいいるでしょうか?
毎日、眉間に皺を寄せながら、ため息をつきながら、暗い気持ちで、「毎日つらい」と言いながら仕事をしている人も多いかもしれません。
仕事をつまらないと感じるのか、それとも面白いと感じるのか、それは自分の気持ち一つで決まると言っても過言ではありません。
仕事が面白いかどうかは、仕事の内容や人間関係によって変わるのだと思い込んでいる人が多いことと思いますが、決してそうではないのです。
あなたが今の仕事を始めたのは、自分の意志で決めたはずです。
誰かに強制されて、イヤイヤ始めたわけではないでしょう。
つまり、あなたは、その仕事をやりたくて始めたわけですから、それを楽しもうと努力しなければなりません。
「思っていた仕事ではなかった」とか「人間関係が悪くてつらい」とか思い、仕事がつまらないと感じるのは、あなたが仕事を楽しもうと言う気持ちが希薄だからです。
仕事をする以上、全てが自分の思い通りになるわけがありませんし、つらいこともあるでしょう。
しかし、仕事をする上で、「何か面白いことはないかな」とか「こんな工夫をしてみたらどうだろう」などと、仕事を前向きにとらえて、楽しもうと努力すれば、自分が仕事に貢献できているという実感や、人を喜ばせている実感を感じて、仕事が面白く思えるかもしれません。
人は、誰かの役に立っているとか、誰かを幸せにしていると感じることが、自分の幸福感につながるのです。
仕事をする上で大切なのは、つらいことを我慢するのではなく、面白いこと、興味があることなど、楽しもうとする気持ちを忘れないことです。
何をするにしても、初めからつまらないと思い込めば、何も楽しむことはできません。
自分のできること、自分が興味を持てることを探し出し、楽しもうと努力する気持ちだけは、常に忘れないようにしてください。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、心躍るような気持ちになれるように努めてください。
行動する前から、「やらされている」とか「つまらない」という気持ちでは、活動を始めたとしても、長続きできないでしょう。
やるからには楽しみながら実践しようという気持ちを持たなければ、何をやってもつまらないと感じてしまうものなのです。
心躍る気持ちになれるかどうかは、あなたの気持ち一つです。
つまらないと感じるのか、それとも楽しもうと思うのか、その後の行動が全く違ってくるのです。