馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない。
by イギリスのことわざ
あなたは、自分の考え方を人に押し付けようとしていませんか?
タイトルの言葉は、イギリスの伝わることわざです。
馬を水辺まで連れて行くことはできても、無理やり水を飲ませるなんてできないことから、私たちは機会を与えてあげることはできるが、実行するかどうかは本人の気持ち次第だという教訓を述べた深いメッセージですね。
私たちは、他の人に対して、「こうすべきだ」とか「こうしたほうがいいよ」と命令したりアドバイスしたりすることがありますよね。
それは、こうしてほしいという欲望の気持ちもありますし、こうしたほうがいいという親切心の場合もありますが、いずれにしても、それを実行するかどうかは本人次第であることは間違いありません。
そのため、もしもその人が自分の言うとおりに行動しなかったとしても、怒ったり落ち込んだりしないでください。
人にはそれぞれ、やりたいこと、やりたくないことの思いがありますし、得意なこと、不得意なことがありますよね。
それを無理やりやらせようとしても、それは無理難題を押し付けるような行為だと言わざるを得ません。
あなただって、人から「こうしたほうがいいよ」と言われて、「余計なお世話だ」と腹立たしい気持ちになることがありますよね。
それは相手だって同じなのです。
私たちは、人にアドバイスしたり、機会を与えてあげることはできますが、それを実行するかどうかは本人の気持ち次第なのです。
「せっかく教えてあげたのに」などと、相手を非難するのではなく、自分の考えを人に押し付けようとする自分の態度を改めましょう。
あなただって、余計なアドバイスを他人からされるなんて無用だと思っているはずであり、それは相手も同じなのです。
人の気持ちを思いやり、相手の立場に立って行動できるようになりましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、自分の考えや行動を人に押し付けるようなことは厳に慎んでください。
たとえ目標、ゴールが同じであっても、活動のやり方やスピードは、それぞれの個人や団体が判断して実践すればよいのであって、自分たちのやり方を人に押し付けるようなことは決してやってはいけません。
あなた自身も、自分のやり方を否定されたら嫌な気持ちになるはずです。それは相手も同じなのです。
他人の行動を変えることは難しく、それは本人次第だということは決して忘れてはいけません。
SDGsの活動においても、意識しながら実践を継続していきましょう。