卵を割らずにオムレツは作れない。
by イギリスのことわざ
あなたは、何かを犠牲にすることをためらってはいませんか?
タイトルの言葉は、イギリスに伝わることわざです。
卵を割らないでオムレツは作れないように、何かを成し遂げようとすれば、多少の犠牲や困難はつきものだと述べた深いメッセージですね。
イギリスには、上記のようなことわざがあります。
当然のことと言われれば当然のことですが、卵を割らないでオムレツを作ることはできませんよね。
卵は割りたくないけれど、オムレツは作りたいと思っても、そんなことは到底無理な話です。
オムレツを作りたい場合には、当然のこととしても、私たちは、何かを成し遂げようとするとき、何かを犠牲にすることをためらってしまい、結局は何もできなかったということが意外と多いものです。
私たちが、夢や目標に向かって努力しようとするとき、「お金がない」とか「時間が足りない」とか「人脈がない」などと理由をつけて、あきらめてしまうことがあるかもしれません。
「お金がない」「時間が足りない」「人脈がない」などの理由は、「卵を割りたくない」という理由と何ら変わりません。
卵を割らなければオムレツを作れないように、お金や時間や人を集めなければ夢や目標を達成できないのであれば、それをどうすればよいか考え、対策を講じなければならないのは当然のことです。
何かを達成するためには、犠牲にしなければならないことや、困難なこと、不都合なことが出てくるのは当たり前です。
夢や目標を持つということは、そのための時間を要することになるので、必ず時間を使うことになりますし、お金も使うでしょう。
他に使うはずだった時間やお金を、夢や目標のために使うことになるわけですから、至極当然のことです。
何か行動するということは、他の行動をすることをやめて、目的の行動を果たそうとするわけですから、何かを犠牲にするのは当たり前のことなのです。
こんな至極当然のことを忘れて、「お金がない」とか「時間が足りない」などと理由をつけてやらないとすれば、それはあなたの決意がそこまで強くない、本気じゃないということになります。
もしも誰かに、「オムレツを作りたいけど、卵は割りたくない」と言われたら、あなたは「はあっ?」て呆れてモノが言えないはずです。
何かを成し遂げるということは、何かを犠牲にすることと同時進行なのです。
このことだけは決して忘れないようにしてください。
