うつくしいものを美しいと思えるあなたのこころがうつくしい。
by相田みつを
あなたは、どんな世界を見ていますか?
タイトルの言葉は、詩人で書家の相田みつをの詩です。
人間にとって大切な心の素直さを述べた深い名言ですね。
「うつくしいものを美しいと思える」とは、当たり前のことを述べているようですが、実際にはそうとは限らないようです。
例えば、自分が酷い目にあって感情が爆発して、怒りに震えているような状況のとき、美しい風景や花を見ても、それを美しいとは感じないかもしれません。
また、つらく悲しい出来事が起きて、気持ちが落ち込んでいる状況のときも、同様に美しいものを見ても美しいとは感じないかもしれないのです。
つまり、美しいものを見て美しいと素直に感じることができたなら、それはあなたの心の状態が素直で美しい状態だと言えるわけです。
これは美しさに限った話ではありません。
社会に不満があるような人は、周りの人がみんな敵に見えてしまうでしょうし、ボランティア活動をしている人は、周りの人が皆優しい人に見えているかもしれません。
つまり、自分の心の状態によって、周りの景色、人の状況が違って見えることは間違いありません。
あなたの心の状態を知りたいとき、周りがどう見えているのかが、一つのバロメーターになるのかもしれませんね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
あなたは、自分の周りの景色がどう見えていますか?周りにいる人はどんな人たちですか?
周りの景色が美しく見え、周りの人がみな優しい人に見えたとしたら、ぜひSDGsの活動を始めてみてください。
もしそうでなかったとしても、SDGsの活動を始めれば、景色が変わって見えてくるかもしれません。
「うつくしいものを美しいと思える」素直な人が世界中に増えていったら、この世界はもっと素敵な生きやすい世の中になるはずです。
人を傷つけたり、敵だと感じてしまうのは、心の状態が健全ではなく、歪んだ気持ちで人を見ているからかもしれません。
人はだれもが平穏に幸福に暮らしたいと願っています。
そのためにも、素直な心、美しいものを美しく思える健全な心の状態を保つことが大切なのです。