あなたの人生は、あなたがしたことの果実です。あなた以外にあなたを責められる人はいないのです。
by ジョーゼフ・キャンベル
あなたは、自分の不幸や不運を誰かのせいにしていませんか?
見出しの言葉は、アメリカの神話学者 ジョーゼフ・キャンベルの言葉です。
自分の人生はすべてが自分がやったことの果実であり、自分以外に自分を責められる人などいないのだと述べた深いメッセージですね。
あなたは今、幸せですか?
こんな質問をされて、「幸せです」と胸を張って答えられる人も多いかもしれませんが、もしかしたら、「私は不幸です」とか「自分はついてない人間です」と答える人もいるかもしれません。
もしも今、自分が不幸だとか不運な人生を歩んでいると感じているのでしたら、それは誰かのせいではなく、自分がこれまで歩んできた人生の果実だということは決して忘れないようにしてください。
そして、自分がどうすれば幸福になれるのか、幸運な人生を歩むことができるのかを考え直すようにしてください。
もしも、自分の不幸な人生が誰かのせいだと考えているのでしたら、それは大きな誤りです。
例えば、「自分が不幸なのはあんな親から生まれてきたからだ」とか「あんな人と結婚したから不幸になったんだ」とか思っているのでしたら、それは間違いです。
自分の親は選ぶことはできず、親の影響を大きく受けてしまうのは仕方ないことですが、大人になってからは、あなたは自分の人生を選ぶことができるはずです。
親に憎しみを持っているのでしたら、離れて暮らすことも選べますし、付き合い方を変えることもできるはずです。
大人になってからも、「親のせいで不幸なのだ」と思っているのでしたら、それはあなたがそう思い込んでいるだけで、自分の人生を自身で切り開こうとしていないだけなのです。
また、結婚によって不幸になったとしても、結婚相手を選んだのはあなた自身です。
あなた自身の言動によって、相手の性格が変わってしまったのかもしれませんし、どうしても我慢できないのでしたら、離れて暮らすことも選べるはずです。
つまり、あなたが幸福になるのか不幸になるのかは、全てあなた自身の行動の現れであって、誰かのせいではないのです。
もしもあなたが刃物を使っていて、誤ってケガをしてしまったとしても、それは刃物が悪いのではなく、あなたの使い方が悪かったはずです。
人も同じで、あなたの考え方や言動、生き方が、周りの人々に影響を与え、行動に現れるわけですから、誰かのせいにしてはいけないのです。
自分の境遇を誰かのせいにしても、人生は何も変わりません。
なぜなら、誰かのせいにするということは、「自分は悪くない」と思い込み、自身の行動を変えようとしませんし、成長も見込めないからです。
あなたの人生は、すべてが自分の生き方、考え方、言動によって決まっていきます。
誰かのせいにするような生き方、誰かを頼りにするような生き方はしないように、心がけてください。
