善行は悪行と同じように、人の憎悪を招くものである。
byニッコロ・マキャヴェッリ
あなたは、善い行いをしていますか?
タイトルの言葉は、イタリアの思想家 ニッコロ・マキャヴェッリの名言です。
人はだれでも、悪行を犯せば人に恨まれ、信頼を失い、周りの人は離れていきます。
悪いことをすれば人の憎悪を生むのは当然のことですね。
しかし、善い行いをしても憎悪を生むことがあります。
なぜなら人には集団心理というものがあるからです。
つまり、みんなと同じ行動をすることを良しという心理です。そうではない人を排除しようと思う心理が人間には働くのです。
それがたとえ善行であっても、「あの人は普通じゃない、変わり者だ」とか「あの人は偽善者だ」などと非難するのです。
しかし、よく考えてみてください。
多数派が常に正しいとは限りません。
もしも多数派が常に正しいのであれば、歴史上、戦争やテロなんて起きません。
この世界に貧困や飢餓という問題も起きないでしょう。
集団心理という多数派の意見がまかり通ってしまうのは、指導者の影響力や声の大きさによるものなのです。
あなたがもし、人とは違う行動を始めたとき、必ずや人の憎悪を招き、批判の的にされます。
それに負けずに前へ進める人が成功をつかむことができるのです。
自分が善いと思える行動をすると決断したのなら、それを最後まで貫く勇気を持ち続けてください。