貧困は人間から奴隷を作り出す。食べるために彼らは何の喜びも感じられない仕事を受け入れるのである。
byアンドレ・ジッド
あなたは喜びを感じながら仕事をしていますか?
タイトルの言葉は、フランスの小説家 アンドレ・ジッドの名言です。
世界の人口の約10%の人が、極度の貧困状態にあると言われています。
毎日、食べるもの、住む場所さえもない状況の人々が世界中にたくさんいるのです。
また、極度とまでは言えなくても、多額の借金を抱えていたり、安くてきつい仕事をせざるを得ない人々も世の中にはたくさんいるのです。
職業とは本来、自分の好きな道、やりたい仕事をするのが理想ですが、貧困状態で本当にお金に困窮している人にとっては、職業選択の余地などありません。
食べることに必死で、日銭を稼ぐことが自分や家族の命を守ることになるからです。
そのため、貧困に苦しんでいる人々は、何の喜びも感じられず、やりたくもない仕事をせざるを得ないのです。
喜びを感じられない、イヤイヤ仕事をしている人々が、幸福であるはずがありません。
だから、貧困というのは、たいへん大きな社会問題なのです。
SDGsの目標1は、「貧困をなくそう」です。
SDGsの最初の目標であり、最も深刻な課題だと言っても過言ではありません。
人が幸福になるための基本が、この貧困を解決することなのです。
世界中から貧困をなくするために、私たちに何ができるのか、考えてみましょう。