絶対に出世ができない人間には二種類ある。一つは言われたことができない人。もう一つは言われたことしかできない人だ。
アンドリュー・カーネギー
あなたは出世したいですか? それならば・・・。
見出しの言葉は、アメリカの鉄鋼王と呼ばれた実業家 アンドリュー・カーネギーの名言です。
経営者らしい深い名言ですね。
世の中には出世できる人とできない人がいます。
その違いを明確に述べているのが、今回紹介した名言です。
社会には、仕事ができない人間というのがいるものです。
仕事ができない、つまり、言われたこと、決められたことすらできない人は出世なんかできるわけがありません。当然のことです。
しかし、言われたこと、与えられた仕事さえこなせばよいのかと言うと、決してそうではありません。
与えられた仕事をするのは、社会人として至極当然のことであり、それだけでは物足りないのです。
賢い人は、「どうすればもっと早く仕事ができるだろうか」とか、「こうすれば効率よく仕事がはかどるのではないか」など、考えながら仕事をしており、時にはそれを提案したりします。
そのため、周りの人よりも早く仕事を終え、別の作業に取り掛かることもできます。
つまり、雇用する側の人間にとって、とてもありがたく、貴重な存在となりうるわけです。
このような賢い人は、時には上の人間に妬まれたり、衝突することもあるかもしれませんが、組織にとって、このような人物こそ大切にすべき存在なのです。
私たちは、与えられた仕事をただこなすだけの人畜無害な人間になってはいけません。
世のため人のため社会のために、自分は何をすべきかを常に考えられる人間になるべきです。心得ておきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標達成のためには、誰かに言われたことだけをやっていたのでは、達成は困難です。
なぜなら、「誰か」の言っていることが常に正しいかどうかわからないからです。
これまでの歴史を振り返ってみると、人類は数多くの過ちを犯してきました。
それが、今のSDGsの目標につながっているわけです。
つまり、これまで正しくない行動を人間はたくさんやってきたわけです。
何が正しいのか、自分は何をすべきなのかを常に冷静に考えながら行動しなければ、再び過ちを繰り返すことになりかねないのです。
心構えとして、常に頭の片隅に入れておいてください。