いかなる問題であっても、具体的であるという事は、最後の、しかして最良の結論だ。
by石川啄木
あなたの結論は、いつも具体的ですか?
タイトルの言葉は、歌人 石川啄木の名言です。
問題解決にあたっての本質を述べたとても深い名言ですね。
私たちは人生の中で、あらゆる場所、あらゆる場面で課題に直面します。
そして、その課題を解決するために何をすべきかを考え、行動しなければなりません。
課題解決の結論を出すにあたっては、その内容が具体的でなければならないと石川啄木は述べています。
つまり、いつ、誰が、どこで、何を、どのようにして行動するかを具体的に決めなければならないということです。
逆を言えば、抽象的なものであっては解決策を見出すことは難しいということです。
抽象的な解決策とは、例えば、単なる理想論を述べただけの内容だったり、方法や行動があいまいで、だれがどのように行動すればよいのかが明確ではないなど、物事に即した解決策ではない場合です。
もしも抽象的な解決策を示された場合、だれも自分事として真剣に取り組もうとは思わないでしょう。
課題の解決にあたっては、具体的な内容、行動が必要だということは決して忘れないようにしましょう。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標設定や行動は、具体的で実現可能なものでなければなりません。
単なる理想論を掲げただけでは、誰も行動を始めようとはしないのです。
そのためには、一人一人の役割と責任を明確にし、期限と方法を具体的に決めて行動を実践しなければならないのです。
目標達成に向けて、具体的で実現可能な行動を実践すれば、おのずとゴールへと近づきます。心得ておきましょう。