人間は一度考えたことを再度考え直すことをなかなかしません。
byジョルジュ・ルイ・ルクレール・ド・ビュフォン
あなたは、自分の考えを見直す柔軟性を持っていますか?
タイトルの言葉は、フランスの数学者、植物学者でもあるジョルジュ・ルイ・ルクレール・ド・ビュフォン氏の名言です。
人間の心は、固定観念、ステレオタイプで満たされていると言われています。
生まれ育った国や環境もしくは宗教によって、常識という名の習慣が身につき、正しいことと誤っていることを自然に区別するようになるわけです。
それは、人として自然なことであり、誰が正しくて誰が間違っていると断言することはできません。
自分とは考えや行動が異なる人がいても、それはその人の固有の考え方であり、その人を批判したり非難することはあってはならないのです。
また、「あなたの考えは間違っているから考え直しなさい」と相手を説得しても、容易に相手の考えを変えることは不可能です。
その人には、その人なりの常識、固定観念が存在するわけで、他人に言われたからと言って、すぐに「はいわかりました」とはなりません。
あなた自身に置き換えて考えてみても、同じことが言えるはずです。
他人から自分の言動を注意されても、すぐに納得はできないはずです。
人間には固定観念があること、考えや行動を変えることは容易ではないことを常に認識しておきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsは、過去および現在の人間の過ちを見直し、より良い世界を創り上げていこうというグローバルな目標です。
しかし、前述したように、人の考えや行動はそう簡単に変えられるものではありません。
それでも、このまま行動を変えなければ、世界はますます危機を深めていき、未来の地球、人類は生き残ることができないわけです。
心が変われば行動が変わります。
行動が変われば世界が変わるのです。
私たちの考え方、行動が、地球と人類の未来を担っていることを強く認識し、何をすべきかを真剣に考えてみましょう。