この人には、これだけしか能力がないなどと決めつけては、能力は引き出せません。
by井深大
あなたは、自分の能力、他人の能力を勝手に決めつけてはいませんか?
タイトルの言葉は、ソニーの創業者で弁理士の井深大氏の名言です。
人間の能力の可能性は無限大であることを述べた深い名言ですね。
私たち人間には、無限の可能性があります。
自分に何ができるのか、どんな能力が備わっているのか、もしかしたら自分自身も気がついていないかもしれません。
ましてや、他人の能力については図りしれず、わかるはずがありません。
しかし、私たちは、「あの人には能力がない」とか「あの人にできるはずがない」などと勝手な思い込みで決めつけてしまい、特定の人をダメ人間に仕立て上げてしまうことがあるのです。
そして、自分自身についても、「私にできるはずがない」などと自分自身の能力を過小評価し、「できない人間」と思いこんで、決めつけてしまうのです。
このように、人間の能力を勝手な思い込みで決めつけてしまっては、何も行動は起こせないのです。
そして能力を引き出すことのないまま、時間だけが経過してしまうのです。
「ひょっとしたらできるかも」とか「やって見る価値はあるかも」という思いを持ち、行動を始めてみてください。
やってみたら、意外な能力を見出すことができるかもしれませんよ。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの17の目標を見て、「達成なんて無理だ」と決めつけてしまったら、目標達成は到底困難です。
しかし、「もしかしたら達成できるかも」という思いに立ち、行動を実践、継続していけば、目標達成を果たせるかもしれません。
SDGsの目標は、もちろん容易に達成できるようなものではありませんが、決して不可能な目標ではないのです。
なぜなら、不可能なものは目標とは呼ばないからです。
SDGsは、世界中の人々が本気で達成を願い、行動を実践すれば達成は可能なものばかりなのです。
しかし、残念ながら、世界中でそこまでの機運が盛り上がっている状況ではないのが実情です。
未来の地球、人類のためにも、「不可能」と決めつけるのではなく、人間の無限の可能性を信じて行動を継続していきましょう。