過去に起こりし苦労を思い起こすこと、いかに愉しき。
byエウリピデス
あなたは、過去の苦労を思い出すことがありますか?
タイトルの言葉は、古代ギリシャの詩人 エウリピデスの名言です。
過去の苦労を思い出すことは愉しいと述べた、納得できる深い名言ですね。
私たち人は、人生の中でいろんな経験を積み重ねていきます。
過去において、一生懸命に勉強していたり、仕事を早く覚えようと夜遅くまで熱心に働いたりした経験が誰にもあることと思います。
そして、今現在、まさに苦労している最中だという人もいることでしょう。
こうした苦労した経験というのは、人間にとってはとても尊いものであり、貴重な経験としてその人の胸に残っているものです。
そして、過去を振り返り、「あの頃は一生懸命頑張っていたなあ」とか「あの頃はつらかったけど幸せだったなあ」などと、思い返すことがあります。
そのときの自分の気持ちは、きっと晴れやかで愉快な気持ちになっているはずです。
苦労している最中は、とてもつらく、早くこの苦労から抜け出したいと思う気持ちが強いことと思いますが、後になって思い返してみると、愉しげな気持ちになるというのは不思議ですね。
芸能人が売れない時期に苦労した話や、プロスポーツ選手がプロになる前の苦労話を聞くことがありますが、話を聞いていると、みなさんとても楽しそうです。
それは、過去の経験が糧となって、今の自分を創り上げたことを知っているからです。
苦労することは決して人生の無駄にはならないことの証ともいえるでしょう。
今まさに苦労している人も、将来の自分の人生に必ずプラスになると信じて、乗り越えていきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動そのものは、苦労の連続と言えるかもしれません。
SDGsは、現在実現していない社会を創り出そうとしているわけですから、容易に達成できるはずがなく、その行動には必ず苦労が伴うわけです。
しかし、その苦労は決して無駄にはならないばかりか、あなたの人生にとってプラスになることは間違いありません。
自分たちの信念に基づき、今、何ができるのか、何をすべきかを真剣に考え、目標達成に向けて努力を積み重ねていきましょう。