自然は人間を嫌う。
byルネ・デカルト
あなたは、自然は大切にしていますか?
今回、ご紹介する名言はフランスの哲学者 ルネ・デカルトの名言です。
いたってシンプルな言葉ですが、人間に向けた皮肉めいた深い名言ですね。
「自然は人間を嫌う」
とてもわかりやすく、子供でも理解できるような言葉ですが、人間の愚かさと未来への警告を述べている深い名言ですね。
自然というものに、もしも感情や意思があるとすれば、自然にとって最も嫌うことってなんでしょうか?
それは、自然を破壊する行動だといえます。
もしも、自分たちの体を切ったり叩いたりされて喜ぶ人はいないでしょう。
それは自然も同じなのです。
自然だってそのままの姿を残してくれた方が喜ぶに決まっています。
そして、自然を破壊する唯一の生き物が、地球上でたった1つ、人間の存在なのです。
他の動物や植物たちは、生き残るために他の生き物を犠牲にすることはありますが、自然を破壊したりはしません。
人間に最も近いとされ、高度な知能を持つチンパンジーやオランウータンも自然破壊をすることはないのです。
そのため、自然にとって人間は敵であり、最も嫌う存在だとも言えるのです。
それに自然は人間だけのものではありません。
地球上に暮らす全ての生き物の生きる場所なのです。
人間は、自分たちの生活のためだけに自然を破壊し、資源を浪費し、多くの生き物たちの生きる場所を奪っているのです。
地球上に、こんな身勝手で利己的な極悪な生き物は他にいません。
「自然を大切に」とか「自然保護」などという言葉が社会にはあふれていますが、「人間よ、お前が言うな」という話なのです。
人間さえいなくければ、地球環境は良くなり、自然は守られるのです。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの目標の中にも自然環境に関する目標があるわけですが、人間の生活のために地球環境を破壊し続けている人間が、この目標を達成するのは至難の業です。
人口は増え続け、自然破壊が進み、資源を浪費し続けている今、地球にも自然にも限界があることはわかりきっていることなのです。
わかりきっているのに、それを改善しようとする人がほとんどいないのが現状です。
私たちはこの先、どうやって生きていけばよいのでしょうか?
深刻に受け止めなければならないのではないでしょうか?