ことわざ

雁が飛べば石亀も地団駄。by 日本のことわざ

雁が飛べば石亀も地団駄。
by 日本のことわざ

あなたは、身の程をわきまえずに、他人のマネをしようとしていませんか?

タイトルの言葉は、日本のことわざです。
地域によっては、「雁」ではなく、「鷹」や「蛙」に例えられるものもあります。
このことわざの意味ですが、雁が飛び立つのを見て自分も飛ぼうとした石亀が、飛ぶことができずに地団駄を踏んでいるということで、身の程をわきまえずに、むやみに誰かのマネをすることはやめなさいという教訓です。

私たちは、他人の行動を見て羨ましく感じたり、自分もやってみたいと思うことがありますよね。
しかし、自分がやってみたところ、うまくできなかったり、恥をかいてしまうことがあるわけです。
それが困難な挑戦であればなおさらのこと、そんな簡単にうまくいくはずがないのです。

果敢に挑戦しようという気持ちは、とても尊いことですが、初めからうまくやろうと張り切って無謀な行動を取ってしまうのは考えものです。
大きな恥をかくだけで済めばよいのですが、痛い思いをしたり、精神的にダメージを受けるようなことになっては何にもなりません。
自分自身の身の程を知り、むやみに無理な行動を取らないことが肝腎です。

亀が空を飛ぼうとするなんて、周りの者から見れば愚かな行動にしか見えません。
私たち人間も、周りの人々から身の程知らずという目で見られないように、むやみに他人のマネをしようとするのはやめた方が良いのです。
しかし、チャレンジ精神だけは忘れずにいたいものです。その辺のバランスが大切なのかもしれませんね。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。

SDGsの活動や目標設定をする際に、むやみに他人のマネをしようとするのは避けたほうが良いようです。
他人の作った目標や実践している活動は、それぞれの個人や団体が知恵や工夫を出し合い、吟味した上で行っているわけであり、それをそっくりそのまま真似をするなんてことは他人ができるわけがないのです。

もちろん、一つのやり方や手段の一つを参考にすることは悪くありませんが、そっくりそのまま真似をしようとしたところでうまくいくはずがないのです。
真似をするのではなく、他人の活動の一つを自分なりに工夫して取り入れるくらいの気持ちを持つことが重要になります。

自分と他人とは別々のゴールを持ちながら、異なる生き方をしているのです。
このことも、「身の程を知る」ということにつながることを忘れずにいたいものです。

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