いろいろ考えられる選択肢の中から「この一手」を選ぶのは自分しかいない。
by 羽生善治
あなたは、自分自身で選択して生きてますか?
タイトルの言葉は、プロ将棋棋士の羽生善治氏の名言です。
「この一手」を選ぶのは自分自身しかいないのだと述べたプロ棋士らしい深い名言ですね。
私たちは社会生活の中で、さまざまな選択肢の中で、それを自分で選んで生きています。
日常生活を送る上でも、例えば、買い物に出かけた場合、何を買うのか買わないのか、買う場合にはその中でどれを選ぶのかと選択しています。
また、仕事をする上でも、その業務を受けるのかどうか、受ける場合、どの方法でいつまでにやるのかなど選択しているわけです。
もちろん、人生の大きな転換点においても、私たちは重要な選択を迫られます。
例えば、結婚や職業などは、その人の人生そのものが変わると言っても過言ではありません。
こうして私たちはさまざまな選択肢の中から、自分で選んで生きて行くわけですが、この「自分で選ぶ」ということが重要なのです。
「自分で選ぶなんて、そんなことは当たり前じゃないか」という声が聞こえてきそうですが、生きていれば、自分自身ではなく、誰かに選んでもらうことも案外多いことに気付かされます。
例えば、これは男性に多いことと思いますが、自分の着る服を自分で選ばず、妻や母が選んでいるという人は案外多いのではないでしょうか?
それに、結婚や職業という人生の重要な場面でも、親の思いどおりのまま自分で選ばなかったという人も多いかもしれません。
誰かの意見を聞くことがダメなわけではありませんが、最終的には自分自身の責任と判断で決めることが重要です。
もしうまく行かないことがあっても、それを他人のせいになすりつけるようなことはあってはならないのです。
自分の人生は自分自身で決めるという気持ちを常に忘れないようにしましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でよりよい社会を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの目標設定や活動をする際にも、自分自身で決断し、実行するという心構えが重要になります。
SDGsの目標設定を他人任せにする人はほとんどいないと思いますが、活動そのものに関しては他人の言われるがままに実行している人は多々見受けられます。
他人と同じ行動を取るにしても、自分自身の判断と責任で行動することは決して忘れないでいただきたいものです。