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楽観主義者はどこでも青信号を見る人、悲観主義者とは赤信号しか見えない人。

楽観主義者はどこでも青信号を見る人のこと、悲観主義者とは赤信号しか見えない人のこと、本当に賢い人は色盲です。
by アルベルト・シュバイツァー

あなたは楽観主義者ですか? それとも悲観主義者ですか?

見出しの言葉は、ドイツの医師で哲学者のアルベルト・シュバイツァーの名言です。
楽観主義者と悲観主義者、そして本当に賢い人の違いについて、わかりやすく表現した深いメッセージですね。

世の中には、何事も良い方へ良い方へと考えることができる楽観主義的な傾向の強い人と、何事も悪い方へ悪い方へと考えてしまう悲観主義的な傾向の強い人がいますよね。
多くの哲学者は、何事も明るい見方、考え方ができる楽観主義的な考え方で生きる方が幸福になれると述べており、悲観主義者が幸福になれると述べている哲学者はほとんどいません。

人間は心で思ったことが行動に強く現れることが多いので、悲観的に考えるよりも楽観的に考える方が良い結果をもたらすことが多いのは事実だと思います。
しかし、楽観的な考えが全て良い結果をもたらすかと言えば、現実にはそうでもないこともあるはずです。
あまりにも楽観的に考えすぎて、安易に無茶な行動をしてしまい、痛い思いをすることもないとはいえません。
楽観主義は、うまくいくことが多いとはいえ、すべてがうまくいくとは限らないのです。

それに、悲観主義が全てダメということは断定できません。
悲観主義者は、行動が消極的で慎重に物事を考えることができるので、大きな失敗やトラブルに巻き込まれることは少ないはずです。

シュバイツァーは、本当に賢い人は、楽観主義者でも悲観主義者でもなく、色盲だと述べています。
つまり、物事を良いとか悪いとかではなく、客観的に見ることができる人ということです。
何事も思い込みで行動するのではなく、良い面、悪い面を見極めて、時には慎重に、時には大胆に行動できる人こそ、本当に賢い人ということになるわけです。
つまり、物事を「色眼鏡」で見ないということになります。

楽観主義が全てだと思わず、客観的なモノの見方ができる賢い人間になりたいものです。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。

SDGsの活動においても、物事を色眼鏡で見ないという感覚が必要になります。
楽観的に考え過ぎるのもうまくいかないですし、悲観的に考えればやる気を失います。
最も賢いのは、楽観的とか悲観的とかではなく、固定観念を持たずに、自分ができること、やるべきことを見極める目と、客観的なモノの見方が必須となるのです。
心得ておきましょう。

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