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飢えた犬を拾って手厚く世話すると、噛みついたりしない。それが犬と人間の違いだ。

飢えた犬を拾って手厚く世話してやると、噛みついてきたりはしない。それが犬と人間の主たる違いだ。
by マーク・トウェイン

あなたは、お世話になった恩を忘れてはいませんか?

見出しの言葉は、アメリカの著述家 マーク・トウェインの名言です。
人間は、犬と違って、お世話になったり恩義のある人を裏切ることのできる愚かな生き物だと述べた深いメッセージですね。

犬は、飼い主や自分が世話になっている人のことを決して忘れることはなく、噛みついたり襲ったりすることはありません。
犬は恩のある人、お世話になっている人、面倒を見てくれる人のことを好きになり、そんな人を決して裏切ったりしないのです。
「飼い犬に手を噛まれる」ということわざがありますが、現実には犬が飼い主に噛みつくなんてことはめったにありません。
「飼い犬に手を噛まれる」ことは、むしろ人間社会において起きていることであり、犬が恩のある人に牙を剥くことなんてないのです。

いつもお世話になっている人や恩義のある人であっても、時には叱られたり、少し嫌な思いをさせられるような出来事があると、人間はすぐに裏切ってしまうことがあります。
また、そんな出来事がなくても、自分本位、身勝手な理由で、恩義のある人を平気で裏切る人も現実にいるのです。

私たち人間は、決して一人では生きていけません。
誰かの世話になって生きているわけです。
これまでの人生で、たくさんの愛情を注いでくれた人も数多くいたことでしょう。
そんな恩義のある人たちに、危害や損害を与えるような、裏切り行為をするのは、鬼畜にも劣る行動と言えます。
そんなことをする人間が、幸福な人間、豊かな人間、ましてや成功者になどなれるはずがないのです。

私たちは、裏切り行為をしないことはもちろんのこと、周りの人々にたくさんの愛を与えられるような優しくて心豊かな人間でありたいものです。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。

SDGsの活動は、世界中で困窮している人や迫害されている人々を救済し、社会を少しでも良いものにしていこうとする活動です。
これは、大きな愛を与えていくということです。
見知らぬ人々に愛を与えることも素晴らしいことですが、自分がお世話になっている人々、恩のある人々を大切にするという気持ちも、決して忘れてはいけません。

その際、特に大きなことをする必要はなく、優しい言葉をかけてあげたり、見守ってあげたいという気持ちを持っているだけでも、相手はあなたの愛情を感じ取ってくれるはずです。

この世の人間すべてが、優しさに満ちあふれ、愛情に満ちあふれていれば、世界はどんなに平穏で豊かな社会になることでしょう。
私たちも、そんな気持ちを持続し続けられると幸せですね。

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