過去に何があり、未来に何があるかは些細なことだ。私たちの内部に何があるかに比べれば。
by ラルフ・ワルド・エマーソン
あなたは自分の過去や未来についてどう思っていますか?
見出しの言葉は、アメリカの哲学者 ラルフ・ワルド・エマーソンの名言です。
私たちは、自分の過去の出来事に影響されたり、未来に何があるかを心配することが多いわけですが、そんなことは些細なことであり、大事なのは私たちの心に何があるかということだと述べた、胸に突き刺さるような深いメッセージですね。
私たちの人生は過去から現在、そして未来へと続いていくわけですが、過去にどんな人生を歩んできたかによって今の人生があることは間違いありません。
過去にどんな学校へ行き、どんな勉強をして、どんな生活を送ってきたかによって、今の自分があるわけです。
しかし、今の自分にとって最も大切なことは、過去にどんな人生を歩んできたかということではなく、今、自分は何を考え、何を目指そうとしているのかといういわゆる「志」です。
過去の人生に、今の自分が影響を受けていることは間違いありませんが、それを引きずることなく、今すぐ転換することだって可能なのです。
過去に本をほとんど読んだことのない人が、これから先は本を読もうと、読書の習慣をつけることは可能ですよね。
それと同じで、今何がしたいのか、何をしようとしているのかという、今の自分の気持ちが、これからの人生では重要になってくるのです。
過去に何があったのかとか、未来は何が起こるのだろうと考えることは、とても些細なことなのです。
それよりも大切なのは、今、あなたの心には何があり、何をしようとしているのか、それこそがあなたの人生を決めるのです。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動に関しても、過去に何があったのかと考えることはナンセンスです。
過去はもう済んでしまったことなので、振り返っても仕方がないのです。
未来のことについては、SDGsは未来に向かっての目標なので、考えなければならないわけですが、未来のことばかり心配したり、不安になっても仕方ありません。
それよりも大事なのは、今、何をすべきか、何ができるのかを考え、具体的な行動を起こすことです。
今の行動が未来を決めるわけですから、未来のことばかり心配していても何も始まりません。
心で思っていても、行動が伴わなければ何も変わらないのです。
今、あなたの心はどんな気持ちですか?
それがあなたの未来を決めることを常に意識して、生きていきましょう。