振り向くな、振り向くな。後ろには夢がない。
by 寺山修司
あなたは、過去を振り返ってばかりいませんか?
タイトルの言葉は、歌人、劇作家の寺山修司の言葉です。
振り返っても夢はないと述べた深いメッセージですね。
私たちの人生、目標や夢を持って生きているわけですが、目標や夢というのは、すべて未来にしかありません。
目標や夢が過去にあったとしたら、それは実績であり、過ぎ去った思い出に過ぎません。
私たちが、目標や夢に向かって前へ進んでいるとき、それは未来に向かって進んでいるわけで、過去を振り返っても仕方ないのです。
過去を振り返っても、そこには目標や夢などありません。
そこにあるのは、自分が歩んできた道だけです。
それは、成功体験も失敗体験もあるでしょうが、その体験はあまり参考にはならないのです。
なぜなら、目標や夢を実現するためには、過去に何をしてきたかではなく、今、何をするべきかが重要だからです。
もちろん、過去の積み重ねが未来を作ることに間違いはありませんが、過去を振り返ったところで、今さら後悔しても遅いですし、何かできることがあるわけでもありません。
私たちが目標や夢を果たすためには、バックミラーは必要ありません。
後ろを振り返っても、自分の過去の行動が見えるだけで、そこには目標も夢もないからです。
前だけを見据え、今から何をすべきなのかを考え、行動することによってのみ、実現できるかどうかが決まるのです。
実現に最も重要なことは、立ち止まらずに、未来に向かって歩き続けることです。
ましてや過去に逆戻りしてはいけません。
あなたの人生、もう未来しか残されていないのですから。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの目標達成のためには、未来だけを見据えるという気持ちが重要です。
SDGsこそ、過去を振り返ってはいけません。
なぜなら、SDGsは、過去の人類の過ちを改善していこうとする目標であり、そこには人類の過ちの歴史しか見えないからです。
過ちを改善しようとすることよりも、自分がどんな行動を取るべきかのほうが大事であり、そのためには過去ばかり見ていてはいけないのです。
過去を参考にしたところで、何の解決にもならないですし、人間が行動や習慣を変えることはとても困難なことだからです。
私たちは、未来の地球と人類のために、少しでもより良い世界を創り上げようと努めなければなりません。
そのためには、輝かしい未来だけを見据えながら、行動していくしかないのです。