やさしくね、やさしくね、やさしいことはつよいのよ。
by 宮城まり子
あなたは常に優しさを持っていますか?
タイトルの言葉は、ねむの木学園の設立者で福祉事業家の宮城まり子氏の言葉です。
タイトルの言葉は、そのまま「ねむの木学園」に掲げられている言葉であり、シンボルとなっています。
優しさとは強さだと述べた、素晴らしいメッセージですね。
人間は常に優しくありたいと思っていますが、現実にはなかなかそうはうまくいきません。
ときには悪口を行ったり、腹を立てたりして、人に対する優しさを忘れてしまうこともありますよね。
優しさとは、心が弱いから優しいのだと思われがちですが、決してそうではありません。
むしろ、心が弱い人ほど、人に優しくできないものなのです。
優しさとは人を許せる大きな心を持っていることを意味します。
過ちを犯してしまった人間や、失敗してしまった人間、悪いことをしている人間を許容できる大きな心を持っているからこそ、人に優しく接することができるというわけです。
つまり、優しさは強さということになるのです。
心が弱いということは、他人の過ちを許すことができないので、その人を非難したり、悪口を言ったりして、不平不満を爆発させます。
つまり、他人に対して優しくできないということは、その人の心が弱いという証なのです。
いつも不平不満を行ったり、暴力を振るったりする、人に優しくない人間は、一見すると強い人間のように見えますが、本当は弱い人間だということになるのです。
力の強い人間が本当に強い人間ではないのです。
本当に強い人間とは、大きな心を持ち、常に笑顔を絶やさず、人と争うことのない優しい人間こそが、真に強い人間ということになります。
こんな人は、強さだけではなく、人にも信頼、尊敬され、賢い人として、幸福に生きていけることでしょう。
心構えとして決して忘れないようにしましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしている人たちは、優しさの塊だと言っても過言ではありません。
未来の地球と人類のために、貴重な自分の時間を使って行動しているのですから、本当に優しい人たちということになります。
私たちにとっては、目標達成を目指すことももちろん大切ですが、本当に大切なのは、この優しい気持ちを常に持ち続けることかもしれません。
SDGsの17のそれぞれの目標は、世界中の人々の「優しくない」気持ちが引き起こした問題とも言えるからです。
多くの人たちが、優しい気持ちを持ち続けていれば、SDGsの目標なんてすぐに達成できてしまうことでしょう。
私たちの心に、いつも「やさしく、やさしく」という意識があれば、社会は大きく変わるのかもしれませんね。