飾らず、隠さず、気取らず、そのままの自分で居続けることが一番かっこいい。
by 西城秀樹
あなたは、カッコつけようと、見栄を張っていませんか?
タイトルの言葉は、2018年に亡くなった歌手の西城秀樹氏の言葉です。
「飾らず、隠さず、気取らず」
ありのままの自分で居続けることが一番かっこいいと述べた深いメッセージですね。
西城秀樹さんは、歌手であり、人気商売なので、自分を飾りつけたり、悪いところを見せなかったり、気取ったりしていたわけですが、脳梗塞を患ってからは、ありのままの自分をさらけ出そうという気持ちになったようです。
私たち人は、自分をよく見せようと、見栄を張ったり、嘘をついて自分を大きく見せようとすることがありますよね。
例えば、身の丈に合わない高価なものを身に着けたり、知らないのに知っているふりをしたり、自分の欠点を隠そうとすることがあります。
周りの人たちに、ありのままの自分を見られたり知られたりすることが恥だと感じ、自分を大きく見せようとするわけです。
いわゆる虚栄心というものです。
虚栄心というものは、人間ならば誰もが持っている感情ではありますが、あまりにもそれが強すぎると、周りの人たちにそれがバレてしまい、反対に恥をかくことになりかねません。
自分のありのままの自然の姿を見られることは、決して恥ではないのです。
自分の欠点も含めて、それを全てオープンにしたところで、「あの人はダメな人だ」と思う人はほぼいません。
むしろ、「あの人は飾らなくて、気取らない素敵な人だ」と好感を持たれることが多いはずです。
それに、虚栄心を大いに発揮して、着飾ったり、見栄を張ったとしても、周りの人たちにはバレバレであり、あまり好印象を持たれないことが多いのが実情です。
これは個人だけではなく、企業・団体の場合にも同じことが言えます。
例えば、会社で不祥事が起きた場合に、ほとんどの会社はそれを隠そうとしたり、知らなかったとごまかそうとしたりして、見え透いた言い訳をするわけですが、そんなことをしても世間の人は全てお見通しであり、会社の隠ぺい体質が社会に大きく取り上げられてしまい、後で恥をかくだけなのです。
私たちは、悪いところや欠点を隠すのではなく、ありのままの自分をオープンにするほうが、その後も悪い方向へは行かないものなんです。
虚栄心で自分を着飾るのではなく、「飾らず、隠さず、気取らず」の気持ちを常に持ち続けて、これからも生きていきたいものですね。