拙く行うは、巧みに言うに勝る。(つたなくおこなうはたくみにいうにまさる)
by 日本のことわざ
あなたは、口ばかり達者ではありませんか?
タイトルの言葉は、日本のことわざです。
このことわざの意味は、不器用でやり方が下手であっても、それを続けることが大切である。口先が巧みで上手いこと言うだけで、何も実行しないよりはずっと良いということです。
「言うは易く行うは難し」と同じような意味ですね。
私たちの周りには、口ばかりが達者で何もできない、しない人っていますよね。
他の人よりもおしゃべりだけはうまく、よくしゃべるけれど、何も実行しない人というのはいるものです。
反対に、寡黙でおしゃべりは苦手だけれど、コツコツと真面目に行動する人もいます。
そんな人の中には、不器用でうまくできないけれど、集中して一生懸命に取り組んでいる人もいるわけです。
おしゃべりが達者で何もしない人と、寡黙で一生懸命取り組んでいる人とでは、どちらが尊敬、信頼できるのか、言うまでもありませんよね。
しかし、日常や社会生活においては、おしゃべりが達者な人は、周りの人からも目立ちますし、インパクトがあるので、仕事ができる人間に見えてしまいます。
反対におしゃべりが苦手な人は、近寄りがたい存在であるが故に、尊敬の目で見られることは少ないのかもしれません。
また、一生懸命に取り組んでいても、不器用だったり、失敗ばかりしていると、仕事ができない人に見えてしまいます。
しかし、長い目で見れば、口だけが達者な人よりも、黙々と一生懸命に取り組んでいる人の方が、信頼されることは間違いありません。
それに、周りからどう見られようと、そんなことはあまり気にする必要はないのです。
最終的には、口先よりも手足を動かす人間の方が信頼されると言うことだけは、忘れないようにしたいものです。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、口先ばかり達者な人ではなく、自分のやるべきことを黙々と実践できる人になってください。
口が達者な人が皆、何も実行しない人とは限りませんが、おしゃべりの上手な人は、何もしない人が多いことも事実です。
おしゃべりが上手いので、自分が仕事ができる人間だと勘違いしてしまい、何もしなくても人がついてくると誤解してしまうからです。
SDGsの活動は、当然のことながら、実践すること、具体的に行動することで目標が達成できるわけです。
ただ単におしゃべりをするだけで、目標が達成できるはずもありません。
不器用でもいいのです。黙々と行動を続けていくということが大切なのです。