ビールの後にワインはお勧めだが、ワインの後にビールはやめておけ。
by ドイツのことわざ
あなたは、順序や段取りを考えながら行動していますか?
タイトルの言葉は、ドイツに伝わることわざです。
このことわざの意味は、「同じようなものであっても、うまくいくこともあればそうではないこともある」ということで、順序や段取りも重要な要素だという意味のことわざです。
ビールとワイン、アルコールの入った酒類という意味では、同じような飲み物ではありますが、特徴が全く異なります。
お酒の好きな人であれば、どちらも好きという人も多いことと思いますが、飲む順序を間違えると美味しさが全く違うようです。
ビールの後のワインは、苦さの後にワインの甘さを強く感じるので、美味しく感じられるようですが、反対にワインの後にビールを飲むと、ビールの苦さが際立ってしまい、あまり美味しさを感じられないようです。
もちろん、人によっては感じ方が異なり、どちらも美味しいと感じる人もいるかもしれませんが、一般的にはそれが普通の感覚のようです。
ビールとワインに限らず、物事には全て、やるべき順序、段取りというものがあり、それを間違えると、うまくいかなくなってしまうことも、世の中にはたくさんありますよね。
仕事の手順や機械設備の活用の際には、特にそれが顕著に現れてしまうものです。
何事も一生懸命にやろうとする気持ちは大切ですが、順序、段取りも重要な要素の一つだということも、私たちは常に意識して、今後も生きていきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、しかるべき順序、段取りというものがあるはずです。
日を追うごとに、やるべきことや段取りが変わってくることはよくある話で、目標の達成具合によっても、行動はおのずと変化していくものです。
活動を始めた当初と、ゴールが近づいたときとでは、おそらく全く行動が異なることもあるでしょう。
また、順序や段取りを考えずに、先走って行動をしたとしても、きっとうまくいかないことが多いと思います。
やる気やモチベーションが高いのは良い心構えですが、段取りも考えないで行動するのはいかがなものでしょうか。
目標達成を果たすためには、行動力や積極性のみならず、段取り、順番も大切だということも、常に意識しておきたいものですね。