金持ちがどんなにその富を自慢しているとしても、 彼がその富をどんなふうに使うかが判るまで、彼をほめてはいけない。by ソクラテス
あなたは、お金持ちの人を尊敬していますか? なぜ尊敬できるのですか?
見出しの言葉は、古代ギリシャの哲学者 ソクラテスのお金に関する名言です。
人間は、悲しいかな富める者と貧しい者がいます。
貧しい人々は富める人を羨ましく思い、尊敬します。
お金持ちになった人には、普通の人々にはない富を得る才覚があったと言えるのかもしれません。
しかし、富める人を尊敬するのはちょっと待ってください。
その人がどんなお金の使い方をしているのかをよく見極めてください。
人々や社会の幸福のために、一生懸命働いて財を成したのでしたら尊敬に値するでしょう。
しかし、人々をだましたり、盗んだりして財を成したとしたら、尊敬するに値するような人ではないはずです。
でも、それをどうやって見極めるのか?
それは、その人がどんなお金の使い方をしているのかを見ればわかるのです。
その人の人間性は、どうやって稼いだかではなく、どんなお金の使い方をしているのかで、その本性が現れるのです。
もしも自分のお金を自身の快楽のためだけに使っているとしたら、その人を尊敬できるでしょうか? 世のため人のため社会のためにお金をたくさん使っているとしたらどうでしょうか?
「悪銭身につかず」ということわざがあるように、悪いことをして得たお金や、一獲千金で得たお金は、ろくなことに使わないのです。
そもそも富を自慢するような人は、尊敬に値しないと言えるかもしれませんね。
どんなお金の使い方をしているかが、その人の生き様そのものなのです。