雪に耐えて梅花麗し。(ゆきにたえてばいかうるわし)
by 西郷隆盛
あなたは、試練を乗り越えようと努力していますか?
タイトルの言葉は、皆様ご存知の、幕末から明治初期にかけて活躍した政治家 西郷どんこと、西郷隆盛の言葉です。
梅の花は、冬の寒さ、雪に耐えたからこそ、美しく咲くのだと述べた深いメッセージですね。
梅の花が咲く見頃の時期といえば、2月下旬から3月上旬頃であり、まだ冬の寒さが残る時期でもあります。
この時期は、場所や時期によっては、雪が降る場合もありますし、気温が氷点下以下に下がり、とても寒い時もありますよね。
冬はあまり花が咲く時期ではないので、こんな時期に花を咲かせる梅の花を見て、ほっと癒しを感じる人も多いのではないでしょうか?
梅の花は、厳しい冬を乗り越え、少し寒さが緩むような時期に美しい花を咲かせるのです。
たとえその日がとても寒くて、雪が降っていたとしても、美しい花を咲かせて私たちを魅了しくれるというわけです。
つまり、厳しい冬に耐えたからこそ、美しい花を咲かせてくれたともいえるのです。
このことは、私たちの生き方にも通ずるものがあります。
何かを成し遂げようとするためには、多くの苦難や試練が待ち受けており、それに耐えなければなりません。
苦難や試練を乗り越えられた者だけが、美しい花を咲かせることができるわけです。
日本人にとっては、桜の花の方が馴染みが深く、花見といえば桜の花を思い浮かべる人が多いわけですが、可憐な梅の花の美しさを見て、冬の寒さを乗り越えた姿を愛でるのも、趣を感じて良いものだと思います。
私たちも、梅の花に見習って、冬の寒さを乗り越えて、美しい花を咲かせようではありませんか?
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしていると、苦難や試練にぶつかることが多々あるかもしれません。
世界における大きな課題を改善していこうとする目標なので、容易に目標が達成できるはずもなく、思い通りに事が運ばないことは当然のことかもしれません。
しかし、苦難や試練にぶつかったからといって、そこで行動をストップさせることはできないのです。
活動をやめてしまえば、地球と人類の未来はますます悪化の一途をたどり、取り返しのつかない事態へと陥ってしまいます。
苦しくても、困難な課題にぶつかろうとも、それを乗り越えようと努めなければならないわけです。
そしてその先には、きっと明るい未来が待っているに違いないのです。
私たちもそれを信じて、今後も活動を継続していきましょう。