一生懸命さとか誠実さというのは、単なる言葉ではなく、真剣な表情で情熱をあらわにした行動からなのです。
by 山田洋次
あなたは、真剣な表情で情熱を傾けていますか?
見出しの言葉は、「男はつらいよ」シリーズでおなじみの日本を代表する映画監督 山田洋次氏の言葉です。
一生懸命さとか誠実さというのは、真剣な表情で情熱を傾けた結果、生まれるものだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、「一生懸命にやりなさい」とか「誠実にやるべきだ」などと、言葉にして言ったり、言われりすることがあります。
何をするにしても、一生懸命に、そして誠実に取り組むことは、当たり前のことだと思いますが、私たちが常にそう実践しているかは疑問です。
言葉では、「一生懸命に」とか「誠実に」と言ったとしても、実際には手を抜いてしまったり、途中でやめてしまう人もいるかもしれませんし、真面目に取り組まない人もいるわけです。
もちろん、一生懸命に誠実に取り組んでいる人もいるわけですが、言った本人、言われた本人が全員、一生懸命に誠実に実践しているということは稀だと思います。
本当に一生懸命に誠実にやっている人は、必ず表情が違うはずです。
真剣な表情で、情熱を傾けて取り組んでいるので、引き締まったいい顔をしているに違いないのです。
その表情を見るだけで、その人が一生懸命にやっているのか、そうではないのかがすぐに分かるはずです。
スキを見てサボってやろうとか、途中であきらめようと考えている人が、真剣な表情でいるはずがないのです。
心の状態は、必ず顔に現れるものです。
真剣な顔でダラけた生活ができるはずがなく、ダラけた顔で真剣に取り組むなんて不可能なのです。
本当に一生懸命に誠実にやれる人というのは、口から発せられる言葉ではなく、その人の顔を見ればわかります。
言葉ではなく行動で示せるような人間になりたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsに一生懸命に誠実に取り組んでいる人は、世界中にたくさんいるわけですが、きっと真剣な表情で情熱を傾けて行動しているはずです。
その中に、もしも不真面目な人がいるとすれば、顔を見ればきっと分かることでしょう。
何事も一生懸命に取り組めば、人として成長できるだけではなく、周りの人にも信頼、尊敬されます。
また、そんな人は常に真剣な表情でいるはずなので、顔つきも変わってくるのかもしれません。
未来の地球と人類のためにも、そして人間として豊かで充実した幸福な人生を歩めるように、私たちも一生懸命に誠実に取り組んでいきたいものですね。