間違いを認めるのは、器の大きな人にしかできません。
by レス・ギブリン
あなたは自分のミスや過ちを素直に認めることができますか?
タイトルの言葉は、アメリカの著述家で心理カウンセラーのレス・ギブリンの言葉です。
自分の間違いを素直に認めることができるのは、器の大きな人以外にはできないと述べた深いメッセージですね。
人間は誰でもミスや過ちを犯してしまうものです。世の中に完璧な人なんていませんからね。
間違いを犯してしまうのは仕方ないとしても、それを素直に認めようとしないのも人間の悲しい性(さが)と言えそうです。
自分のミスや過ちを、「これは私のミスです。申し訳ありませんでした。」と素直に認め、謝罪できる人はほとんどいないのです。
大抵の人は、嘘をついたり、ごまかしたり、誰かのせいにしたりして、言い訳をしてしまうものです。
人間にはそれぞれプライドがあり、自分を少しでも良く見せようとする気持ちがあります。
そのため、不都合なことや失敗があると、これは自分のせいではないと、認めたくない気持ちになってしまうものです。
つまり、間違いを素直に認めて謝罪できる人は、器の大きな素晴らしい人格者だといえるわけです。
間違いを認めるということは、自分に対する正直さと他人への敬意が感じられますし、「こうすればよかった」という反省の気持ちを持つことができ、二度と同じ過ちをしないという決意を感じられます。
また、自分の間違いだと認めることで、他人からの信頼を得ることができます。
自分の間違いだと認めることが信頼を失うことだと誤解している人が多いようですが、全くの逆です。
自分の間違いだと認めることで、他人からは「この人はとても素直な人だし、同じ間違いはしないだろう」と信頼を得ることができるのです。
嘘をついてごまかしたり、他人のせいにするような人であれば、そんな人を信用することはできず、また同じ過ちを繰り返す人だと思われてしまうはずなのです。
私たちは、これからも間違いを犯してしまうことがあるでしょう。
もちろん、間違いを犯さないように努力することは必要ですが、ミスをしてしまったときに、あなたがどんな言動をするか、他人は見ています。
間違いは素直に認めて謝罪し、今後の人生に活かせるような、器の大きな人間になりたいものですね。